創作  2013年11月16日(土)に書いた ゆっくり文庫

【ゆっくり文庫】夏目漱石「文鳥」

【ゆっくり文庫】夏目漱石「文鳥」

あなたは失格。そうハッキリ言われたい。

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原作について

夏目漱石

夏目漱石
(1867-1916)

 夏目漱石の短編では「夢十夜」が好きですが、ひねくれて「文鳥」を選んでみた。子どもじみた振る舞いに、文豪の孤独が感じられる。ラストに下女と話すシーンを加えたかったけど、もやっとした感じを残すことにした。文学作品は大事なところを言わない。だから国語の問題になるのだろうか。

 主人公(夏目漱石)の振る舞いはひどいが、女中も三重吉も主人公を責めない。勝手な想像だが、主人公は叱ってもらいたかったのではないだろうか。

動画について

 脚本はすぐ書けるけど、映像にすると手間取る。文章なら「行間を読め」で住むところも、キャラクターの表情や「間」で示さなければならないからだ。なにか言いよどんだり、感情をこらえる空気を表現したいけど、正解がないからいくらでも悩めてしまう。

 映像にすると、下女とのヤリトリがおもしろくなった。原典では黙っているだけでも、映像化するといろんなことに気づく。なぜ彼女は黙ったのか、旦那はどう思ったのか。文章だけじゃ、ここまで想像できなかった。

 文鳥の声をどうするかは悩みどころだった。フリーで使える文鳥の声、文鳥の写真、イラストを探しまわったが、うまくハマらない。なんとなく妖夢の声を加工したら、ぴったりだった。最初から答えがわかっていれば、どれほど手間を軽減できただろう。まったく、もう。

 舞台がほとんど動かないので、背景に写真を敷いてみた。やっぱり写真があると雰囲気が出るね。しかし毎回用意するのは無理だろう。うん、無理だ。
 「制限された中で表現する」というテーマは、ベストを尽くさない言い訳なのか。ぐぬぬ。

 次回は田山花袋の「少女病」。すでに動画作成済み。しばらく週一本のペースでアップしていこう。

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