【ゆっくり文庫】江戸川乱歩「心理試験」 The Psychological Test (1925) by Edogawa Ranpo
2019年 ゆっくり文庫 ミステリー 日本文学 江戸川乱歩082 心理学に通じた犯人──
蕗屋清一郎は高利貸しのババアを殺し、カネを奪った。彼はいかにして犯行を思いつき、実行し、隠蔽し、警察の捜査をかいくぐったか?
原作について
江戸川乱歩 (1894-1965)
江戸川乱歩が、デビュー作『二銭銅貨』の2年後、31歳で執筆した短編小説。本作が認められたことで、乱歩は専業作家になることを決意したという。同年発表の「D坂の殺人事件」で書生だった明智小五郎が私立探偵として再登場した(シリーズキャラクターになった)ことから、日本の探偵小説(ミステリー)が黎明期を迎える。
本格推理小説を世に送り出した江戸川乱歩だが、大衆はエログロを求めたことから、変態性癖を題材とする通俗長編を数多く執筆される。プロットが破綻し、明智小五郎は超人になっていくと、それに異を唱えるように後進たちが新作を発表。日本のミステリーは豊かに広がっていくわけだが、それはまた別の話。
本作は犯人視点で語られる倒叙モノだが、動機やドラマを重視されず、犯行の様子が緻密に描写される。想定外のトラブルや、情に惑わされることもない。多くの人が一度は考える「理想的な犯行」ではなかろうか? こうした切り口は江戸川乱歩らしい。かたや明智小五郎は人物像が不明瞭で、きわめて感情移入しづらい。
理知的な犯人が、謎解きマシーンに敗北する。
なんともドライで、不思議な読後感を残す。
モチーフとしての心理試験
江戸川乱歩の解説によると、古本屋でミュンスターベルヒ(ヒューゴー・ミュンスターバーグ)の「心理学と犯罪」という本に触発されて、書こうと思い立ったそうだ。しかしテストで犯人が特定されるんじゃミステリーじゃない。そこで心理学に精通した犯人による偽装(第1のトリック)と、これを探偵が打ち破る(第2のトリック)という構成を考え、ドストエフスキーの『罪と罰』の一幕を借用したそうである。なるほどねぇ。
第一のトリック(練習による不感症)
マジレスすると、学習効果によって心理検査の信頼性・妥当性が低減することは、常識である。斎藤は犯罪事実を知っており、試験結果によっては不利益を被るわけだから、まともな検査ができるはずもない。おまけに蕗屋が、刺激語に対してのみ早く反応してることさえ気づかない。笠森判事は心理学者のアマチュアだとしても、あまりにオソマツ。ま、そこは問うまい。
第二のトリック(誘導尋問)
明智小五郎は心理試験の応用と講釈するけど、これって誘導尋問だよね? しかし「傷があった/なかった」に注意を奪われ、「屏風があった」という犯人しか知りえない事実を告白してしまう展開は興奮する。証言を避けられないよう追い込むのもいいね。これが裁判に通じるかどうかは知らないが。
こうして分解すると、「完成度が低い」と感じる人もいるだろうが、素人心理学者ブーム、「探偵小説」という名称さえなかった時代性を考えると、本作が与えたインパクトは大きい。なので本作の舞台を現代に移しちゃうと、アラが目立つ。見どころは心理試験や明智小五郎ではなく、蕗屋の冷酷な犯罪心理だと思う。
個人的な思い出
私が高校一年生だったころ──。所属する部に、読書家の先輩がいた。先輩は「人に話してこそ知識は身につく」と言い、読んだ本の要約をよく話してくれた。その流れで、言語連想検査(連想診断)をやってもらった。
どんな検査か知らなかったから、私は答える単語(反応語)の品性に注意したが、反応までの遅延を計測されたことで小細工は潰えた。
「文庫くんが遅延した単語は、これとこれとこれ。
ぱっと思いついた連想を隠しているから、出力(反応語)より入力(刺激語)に意味がある。きみを躊躇させた刺激語と反応語を入れ替えた場合、さらに遅延したのは、これ。」
当時16歳の私がどれほどショックを受けたか、おわかりいただけるだろうか?
先輩は超能力者じゃないし、ホームズのような観察眼もないが、心理学の知識を使って私の心を暴いたのである。筋肉で缶詰は開かない。缶切りを使う。知識は脳が使う道具だった!
めちゃくちゃ刺激された私は、心理学の本を読みまくった。三年生になるころは、そこそこ詳しくなったので、一年生を使って実践した。秘密を暴いたり、特定の行動を誘導したり。知能があっても、知識の差は埋めがたい。知識は実践して身につく。翻弄された一年生から「危ない先輩」と敬遠されてしまったが、ま、いい思い出。
映像化作品
1985年 黒真珠の美女 / 江戸川乱歩の美女シリーズ #25
天知茂主演シリーズ第25作にして、最終作。もともと原作に忠実なシリーズじゃないが、ストーリーは別物。屏風に傷があったかどうかの尋問だけ採用された。このシリーズでは珍しい、推理らしい推理であった。
※例によって事件関係者に惹かれる明智小五郎
1986年 心理試験 / 青春アニメ全集 #28
30分アニメなので、いきなり老婆殺害からスタート。明智小五郎の言動はほぼ原作通りだが、爽やかに描こうとして不気味になっている。食事シーンで終わるのがお気に入り。
※蕗屋の声は千葉繁。いかにも悪人。
1998年 D坂の殺人事件
『屋根裏の散歩者』(1992年)に続く乱歩作品2作目。明智小五郎は嶋田久作が続投。前作同様、実相寺監督の異次元演出によって、わけがわからない。『D坂の殺人事件』と題しているが、『屋根裏の散歩者』っぽい展開をはさみ、『心理試験』で決着する。主人公・蕗屋清一郎は贋作絵師。真田広之さんの女装は素晴らしいが、難解。小林少年は女性っぽく、意味ありげなことを言うが、難解。
※嶋田久作の明智小五郎
2016年 心理試験 / シリーズ・江戸川乱歩短編集「1925年の明智小五郎」
江戸川乱歩の原作をほぼ忠実にドラマ化。若い女性(満島ひかり)が演じる明智小五郎が異彩を放つ。嶋田久作も老婆役で出演。珍妙なヘッドギアが印象的だが、心理試験そのものの説明は物足りない。
※ヘッドギアが印象的。
【ゆっくり文庫】で取り上げること
2016年、乱歩作品がパブリック・ドメインに入った。それに合わせて『黒蜥蜴』を投稿しようと企画・制作していたが、いろいろあって頓挫。
その後、クリスティやアシモフ、コロンボによって「海外ミステリーはすごい」と評されると、「日本のミステリーもすごい」と主張したくなった。
『黒蜥蜴』で考案した明智小五郎も描いてみたい。そもそも古典ミステリーを紹介するなら、明智小五郎は避けられない。
そこで短編「心理試験」をチョイス。倒叙モノで、心理学に精通した犯人だから、「殺人処方箋」といい対比になるだろう。
コメンタリー
後述するが、明智小五郎=みこ、が決まっていたから、蕗屋清一郎のキャスティングは難航した。れいむ、まりさは似合わないが、新キャラは避けたい。
おわかりいただけただろう。登場人物が『東方星蓮船』、『東方神霊廟』、『東方心綺楼』に偏ってしまうのだ。第二文庫劇団みたいな別世界だ。いつものメンバーを使えないと、動画づくりは大変。そのくせ東方Projectを知らない視聴者には、意味がない。 pic.twitter.com/YoiTaBY29S
— ゆっくり文庫 (@trynext) 2018年12月22日
そこで近ごろ出番が減っていた霖之助を抜擢。さらに「文庫式こーりん」を採用した。きつねゆっくりに比べ、若くて、尖ったイメージ。評判がよければ、このまま小泉八雲にも適用する。いかがかしらん?
犯人の独白(自白)
私は一人称が好きなので、蕗屋視点に固定する。話し相手がいないため、独白形式だ。最後まで見ると、これが自白であったとわかる。そして早い段階で「老婆殺害シーン」を見せて、方向性を示す。
第一幕「いかにして犯行を成し遂げたか」
第二幕「いかにして追及をかわしたか」
第三幕「いかにして破滅したか」
※なるったけ早く、話の方向性を示す。
斎藤との会話
自意識過剰な蕗屋@こーりんは、『山月記』を彷彿させる。すると友人・斎藤=まりさ、と言いたいところだが、そこまで人格者じゃないため、めーりんとなった。
原作にない部屋飲みシーンを挿入し、ふつうの経済状況であることを示す。原作を読むと、「蕗屋と斎藤は貧乏」と思うだろうが、殺人を正当化するほど困窮していない(カネを一年も寝かせておける)。
その席上、斎藤は『罪と罰』を引き合いに出す。蕗屋が文学をたしなんでいれば、悲劇は回避できたかもしれない。
※殺人を正当化するような貧乏じゃない。
下見、殺害
蕗屋はババアの部屋を下見する。このとき「屏風はない」わけだが、記憶を混同させるため背景を変えた。おそらく下見と本番で、背景が変わったと思い出せる人は稀だろう。
いよいよ殺害。首を絞めるシーンは暗転で隠したが、ナイフで心臓を刺しシーンは描写した。これこそ蕗屋の冷酷さを象徴する行動であろう。座布団の素材を探したが、いいものがなかったため、妖夢の絵柄でごまかした。妖夢グッズを置くことが目的ではなかったが、ババアの人となりが垣間見れてよかった。
※刺すシーンはちゃんと描く
※妖夢グッズは3種類用意した。
蕗屋がカネ目当ての犯行ではないことを示すため、植木鉢を失念するシーンを加える。あくまで冷静に、注意深く実行する。突然だれかが訪ねてくるようなトラブルもない。理想的な犯行だ。
交番 - もっとも想定外のこと
この事件を解決に導いたのは、「事件当日、蕗屋が大金を警察に届けたこと」を笠森判事が知ったことである。笠森判事は蕗屋を疑うようになり、明智の助言を受け入れた。明智の登場は副次的な要素である。
【ゆっくり文庫】では、きめぇ丸の警官を配置。大金を見てはげしく動揺したことで、それが印象に残り、笠森判事に伝えたのだろうと、想像できるようにした。蕗屋は警官の印象なんて考慮してなかったし、斎藤が翌日逮捕されることも予想できなかった。
※大金に動揺するおまわりさん。彼が完璧な計画を崩した。
斎藤の逮捕、取り調べ予想
「蕗屋が斎藤をハメた」というコメントが予想されるが、ナンセンス。斎藤は嫌疑者にならなければ、蕗屋のことをしゃべらなかった。仮に通報しても、半分のカネが残っているから問題ない。
「斎藤が蕗屋を犯罪にそそのかした」といったコメントも予想されるが、それもナンセンス。半年かけて友人に殺害を決行させ、そのあと自分が逮捕されるなんて、頭いい人も悪い人もしないでしょ。
取り調べシーンは蕗屋の想像だから、斎藤が超推理を展開したわけじゃない。しかし「斎藤、頭いい」と誤解される恐れがあったため、周辺を白くぼかし、ラベルを貼って、イメージシーンであることを明示した。
※取り調べシーンは蕗屋の想像。
蕗屋は警察署で笠森判事と会話。ここで「あからさまに答える」という方向性が強化される。よりスムースに演出できたと思う。ここから思考を文字で表現するようになる。動画制作中に思いついた演出だが、本作にはよく似合っていた。
※思考のビジュアル化
傾向と対策
蕗屋は笠森判事について調べ、対策を講じる。
原作における心理試験の解説はそこそこ長いが、要領を得ない。なるべく簡潔に、それっぽい説明に仕上げる。
心理試験の技術、装置が洗練されて、嘘発見器となり、1980年代に一世を風靡するが、のちに廃れてしまう。2019年の若者が嘘発見器をどう思うか知らないが、1925年では時代の最先端を行く機械だっただろう。
※心理試験ヘッドギア
試験本番
もちろん、蕗屋と斎藤は個別に試験されただろうが、遅延を体感できるよう並べて配置した。刺激語と反応語の組み合わせは原作準拠だが、順序と時間は変えている。犯罪に関係する刺激語の反応はすべて1秒以内に調整。斎藤のほうが早く反応する事例を増やした。
こうして見ると、蕗屋が反射的に答えていることは明らかでしょ?
※される方がストレスだが、見る分には楽しい。
ボツネタ
音声波形表示をアレンジして、身体反応をビジュアル化するつもりだったが、うるさくなったのでやめた。
#ゆっくり文庫 082「心理試験」の没シーン。編集後記に書いたとおり、身体反応をビジュアル表示するつもりだったが、うるさいので見合わせた。[音声波形表示]を[極座標変換]と[グラデーション]でアレンジ。表現方法を考え、探して、試して、洗練して、没になる。いつものこと。 pic.twitter.com/PHgV1R7PMZ
— ゆっくり文庫 (@trynext) 2019年2月22日
明智が仕掛ける罠
試験結果を見た明智は、斎藤の闇に興味を抱くが、いまは重要でないのでスルー。これを機に、心理学に興味を持つ人が増えるといいな。私は16歳で刺激を受けた。
原作では、明智が笠森判事に協力を申し出るシーンがあって、そこから弁護士が登場する。だから弁護士が明智の変装とわかったとき、意外性がある。しかし蕗屋の視点で考えると、私邸に喚び出された時点で罠であること、心理試験ではないこと、助っ人がいることは予想できるから、だれであろうと警戒するはず。
【ゆっくり文庫】の明智小五郎は、本作が初登場になる。みこのグラフィックも変えた。じゃじゃーんと正体をあらわしても、「だれ?」と戸惑わせてしまう。
※謎の青年
そこで明智は先に姿を見せ、警戒を引きつける囮とした。斎藤の証言とやらも引っ掛け。笠森判事が「絵」から「屏風」を連想したことを告げたことから、その釈明をしようと考え、危険は予想できたのに、あからさまに答えてしまう。練習によって反射を止められなくなったというのは、スマートな解釈だろう。
明智&小林 - 絶望コンビ
犯人しか知りえない事実を証言して、蕗屋は窮する。しかし明智の興味は晩餐に向いている。晩餐がなかったら、もう席を立っていただろう。小林少年も自分を見ていない。事件は解決済み。その絶望感から、蕗屋は自白する。自分がどれほど賢かったか、知ってもらうために。
明智小五郎&小林少年は、人間心理を鋭く察するが、平気で踏みにじる。絶望コンビだった。
※明智みこ×小林こころの絶望コンビ
設定資料
『黒蜥蜴』のために構築したキャラクター設定だが、ここで紹介しておく。
【ゆっくり文庫】の明智小五郎
明智小五郎を演じた役者は多いが、私のスタンダードは天知茂。放送期間、私は6-14歳。再放送で見てるから、性の芽生えに直撃した。ひとたまりもない。いま見るとめちゃくちゃ雑だけどね(笑)。
※「江戸川乱歩の美女シリーズ」より明智小五郎(天知茂)と浪越警部
いろんな明智小五郎を見て、変態紳士のイメージが固まる。それをキャスティングすると、豊聡耳神子になった。あまり有名じゃないから躊躇していたが、いまさらイメージを変え難かった。
明智小五郎は、【ゆっくり文庫】がこれまで描いてきた名探偵と異なり、推理によって人々を幸福にすることはない。社会正義を口にするだろうが、上っ面。謎解きマシーン。ドライな名探偵。それが私のイメージである。
きつねゆっくりの みこ が丸かったので、オリジナルで拡張する。何年もかけて、ようやく納得できる仕上がりとなった。ほんとにもう大変だった。
【ゆっくり文庫】の小林少年
『黒蜥蜴』の脚本ができているから、小林少年のイメージも固まっている。『黒蜥蜴』の原作に小林少年は出てこないが、私の翻案では登場するのだ。そのプロットを述べておく。
まぁ、小林少年と明智文代を合成したキャラクターである。
奥村文代
『魔術師』(1930年)に登場するキャラクター。犯罪者の娘だったが、明智小五郎に救われる。のちに結婚して明智文代に。しかし出番はみるみる減っていって、その人物像や夫婦仲が描かれることはなかった。映像化作品では、ときどき脚光を浴びる。
※1977-85年「江戸川乱歩の美女シリーズ」より。文代は妻ではなく助手。浮気症な明智にやきもちを焼く。追跡などのアクションもこなすが、#03「死刑台の美女」では下着姿に拘束され、拷問・処刑されそうになる。(#1-19 五十嵐めぐみ)
※1994-99年「陣内智則 名探偵明智小五郎」シリーズより。小林少年と文代(森口瑤子)。文代は事件に関与せず、明智の帰りを待つだけだが、明智の浮気を詮索しない包容力がある。
※2010年「失恋殺人」より。明智ではなく妻・文代(星野真里)が事件を捜査するのだが、期待するほど活躍しなかった。
小林少年
本名、小林芳雄。『魔術師』で明智小五郎の弟子として登場。少年探偵団の団長であり、活躍の場はどんどん増えていく。ピストルを撃てる/自動車を運転できる/変装が得意(とりわけ女装がうまい)/約30年にわたって「少年」と、奇妙なキャラクターである。
もともと中性的なキャラクターだったが、映像化作品では女性が演じることもしばしば。その最たる例は「乱歩奇譚 Game of Laplace」だろう。
※2015年「乱歩奇譚 Game of Laplace」より。性別以外はすべて女性の少年。猟奇事件に関与するときのみ、生きてることを実感する。
※2019年公開予定「超・少年探偵団NEO -Beginning-」より。小林少年のひ孫だって。
【ゆっくり文庫】小林文雄
【ゆっくり文庫】では、奥村文代と小林芳雄を合成して、小林文雄とした。『魔術師』の娘で、犯罪に関与するが、明智小五郎によって救われる。以降、明智をしたって、助手として活躍する。自分は男性と思い込んでいる女性。変装すると表情豊かだが、すっぴんは無表情。知能が高く、人の気持ちを見抜くが、自分自身はわからない。明智以外に興味はなく、明智に命ぜられればなんでもする。
明智小五郎が変装しても、いまひとつ興奮しなかった。しかし明智に注目を集め、小林少年が変装(変身)を解いて無表示に変わると、ぶるるっと震えるものがあった。
江戸川乱歩の原作から乖離しているが、21世紀に古典を翻案するのだから、このくらいのアレンジはあっていいだろう? ねぇ?
妄想イメージを表現すべく、キャラ素材を拡張する。どえらい手間がかかったが、まずまずの仕上がりになった。東方Projectの原作から乖離しているが、文庫劇団には十分だ。
髪も輪郭も目もベクター描画されている。簡単な構造だが、加工できる。これで表現の幅がぐんと広がった。
※お面をかぶって変装(変身)する。
明智みこ&小林こころのコンビは絶妙だった。小林少年の異質さが、明智小五郎を常識人に押し戻すみたい。このふたりの出逢い、試練、活躍、結婚、その後を考えるとおもしろいが、まぁ、【ゆっくり文庫】で描くことはないだろう。
雑記
今年は明智小五郎のスペシャルドラマが放送されるそうだ。そのあとで明智小五郎を投稿すると、「カチンときた」と思われるため、先に公開する。また投稿スケジュールが狂ってしまった。
現状、『黒蜥蜴』を制作する予定はない。まぁ、キャラクターがわかれば、各自で妄想できるだろう。『犬神家の一族』でも同じことを言ったけど、結局、完成させることとなった。うーん。明智小五郎はニーズがあるんだろうか?
もっと見たい?