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[旅行2000年06月08日(木)の東京都:都心部にて

シナボン アクアシティお台場店 / 強烈なシナボン効果

[WGS84] 35.627695, 139.773506 - Google Earthで開く(kml)

ふと、甘いシナモンのにおいが鼻孔をくすぐった。

誘われるように足を運ぶと「シナボン」という店がある。甘いにおいは、店名と同じ「シナボン」というお菓子(シナモンロール)が放っていた。「AQUA CITY」内を歩いているときのことだった。

これまで生きてきた中で、もっとも甘い食べ物

興味を覚えた私は注文してみることにした。
ノーマルシナボンと、ピーナッツシナボン(名前はうろ覚え)、それからオプションでシュガークリーム、ホイップたっぷりのコーヒーフロート。このほか、お持ち帰り用のミニボンも9個入りを買った。

甘い! 甘すぎる! 甘すぎて死ぬぅ! ウボァ...

冷たいもので頭が痛くなることはあるが、甘さも極まると偏頭痛を引き起こすようだ。
シロップは砂糖がジャリジャリしているし、生地にも甘さがしみこんでいる。シュガークリームにいたっては、同じ重さの砂糖を食べるよりも甘い。
どこを食べてもギンギンに甘い。


シナボン
※殺人的な甘さだ

これがアメリカの味なのか?

この「シナボン」という店は、アメリカ・シアトルで発祥した有名チェーン店らしい。世界で約400店舗を展開し、ちょっとしたモールや空港には必ずあるほどの人気だそうな。
まったくアメリカ人の味覚はどうなっているのか。
いや、ここは日本だ。日本人の味覚はどうなったのか?
一過性のブームなのか、それとも日本人も超甘党になったというのか?

──そこで、ふと気づく。
「シナボン」が普通のおいしさなら、私は話題にしただろうか?

シナボン
※すごいものを注文しちゃったなぁ

強烈なインパクトが客を呼ぶ

脳髄に刻み込まれるような、強烈なインパクトがあったればこそ、記憶され、話題となる。
話題を耳にした何割かは関心をもち、注文してしまう。
「どれほど甘いんだろうか? 試してみよう」
実際に食べた人は記憶して、また話題にする。
そのうち何割かは、常連客となる。

そう考えると、この「シナボン」はよく考えられたメニューかもしれない。
そして、この極端さには類型がある。

  やたらと塩っぽい中華料理、
    脂ギトギトの豚骨ラーメン、
      炎症を起こしそうな辛さのカレー...。

あなたにも思いあたる店があるはず。
とても一般人を対象にしているとは思えない味付け。
個性的といえば、あまりにも個性的なメニュー。
ハンパに美味しい店は潰れていくのに、こうした極端な味の店は、なぜか長生きしてしまう。

私はこれを、「シナボン効果」と呼ぶことにする。

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