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[旅行2001年12月25日(火)のニューヨークにて

自力でバスに乗れ

[WGS84] 40.756484, -73.992389 - Google Earthで開く(kml)

(む、これからどうすればいいんだ?)

ゲートから人が流れていき、私と嫁がぽつんと残された。宿を予約したスタジオGAMBOさんの迎えが来ていない。そういえば、どこで待ち合わせと言った指示もなかった。NewYork Innを介してGAMBOを予約したので、ひょっとして意志が伝わっていないかも? 電話しなければ!

どうやって電話するんだ?

電話は至るところにあるが、使い方がわからない。小さなディスプレイはあるが、コインの投入口がない。なにかカードを挿すようなので、売店でPhone Cardを買ってくる。しかし挿入しても反応しない。Phone Cardはただの紙だから、読み取るモノではないようだ。カード裏の説明を読んで、ナンバーを入力する。英語のメッセージが流れたが、よく聞き取れないまま、切れてしまう。うががー!
あれこれ試して、ようやくGAMBOにつながった。

NewYork
※どうやって使うの?

GAMBOさんは、私たちが自力で宿まで来ると思っていたようだ。しかしスケジュールが埋まっているため、空港に行けるのは夜になってしまう。「だったら自力で行きます」と私は答え、乗り継ぎ方法を教えてもらった。

Port Authority行きのバスに乗って、Port Authority建物裏手にあるバス停からニュージャージー州にわたって、2番目のガソリンスタンドで降りてください。Palisadeのあたりです。

......果たして、たどり着けるだろうか?

そしてバスはNYへ

まずPort Authority行きのバスを探す。コレダ!と思って乗り込んだけど、なんかちがう感じがして運転手に(たどたどしい)英語で確認したら、やっぱりちがった。危なかった。空港を渡り歩いて、Port Authority行きのバスを見つけて乗り込む。何度も何度も確認したけど、ちゃんとPort Authorityに着くんだろうか? バスが発進し、フリーウェイで「NYC」の標識が見えても、まだ不安は消えなかった。

NewYork
※本当にニューヨークに向かっているのか?

そのときの興奮は

ニューヨーク市街に入ると、不安は興奮によって吹き飛ばされた。バスの窓に貼り付いて、そびえ立つ摩天楼を見上げる。

おお! これがニューヨーク!
ニューヨークにやってきたんだ!

NewYork
※ニューヨークだッ!

どこにバス停が?

「Port Authorityの建物裏手にあるバス停」を見つけるのは至難だった。Port Authorityはとても大きいので、ぐるっとまわるのは大変だし、なにやら物騒な雰囲気の区画もある。しかもガイドブックには、Port Authorityの一帯は「危険地域」として赤く塗りつぶされている。ぬぬぅ。

NewYork
※Port Authority

NewYork
※バス停はどこだ?

ぜんぜん見つからないので、McDonald'sで食事をとる。英語を話せないので、指さしで注文できるファーストフードに行くしかないのだ。

NewYork
※とにかくビッグサイズ

降りたいところで「降りたい」と言え

ふたたびGAMBOに電話をかけて、バス停の位置を教えてもらう。なんと、あの物騒な雰囲気の区画にあるらしい。行ってみると、たしかにバス停があった。こんなの、見つけられないよ。やってきたのは乗り合いバスで、帰宅する人たちでいっぱいだ。大きな荷物を持った観光客は目立つし、邪魔になる。とても居づらい。

NewYork
※このバスでNJにわたる

しかもこのバスは、バス停には止まらないという。乗客は降りたいところで「降りたい」と言って、降ろしてもらうそうだ。2つ目のガソリンスタンドで降りなければならないが、どのへんにあるんだろう? 窓の外をよく見たいが、乗客が多いのでままならない。もしかしてガソリンスタンドを過ぎていませんか?

チャンスは1度きり

ニュージャージー州に入ってしばらくすると、乗客はどんどん降りていき、ついに運転手と私たちだけになった。狭かったバスも、広く感じる。私は運転手の近くに行って、前方をよく見ることにした。やがて、2つ目とおぼしきガソリンスタンドが出てきたので、降ろしてもらう。
(ちがっていたら、どうしよう?)
遠ざかるバスを見送りながら、また不安になる。ガソリンスタンドから電話をかけて、周囲の様子を伝えると、正しい場所と判明。ほどなくスタジオGAMBOのスタッフが歩いてやってきた。
「こんばんは!」
日本語を聞いて、どれほど安心したことか。

NewYork
※スタジオGAMBO(翌日の朝)

こうして私たちは、宿泊先に到着した。
今日はそれだけで、大冒険だった

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