大洗港から三井商船フェリーに乗船
2002年 茨城県 #冬の北海道ドライブ 交通:船今夜から北海道旅行がはじまる。
フェリーに車を乗せて、独りで行く。苫小牧に降りた瞬間から完全自由行動。宿の予約はもちろん、どこで泊まるか、どこへ行くかも決めていない。それ以前に、北海道のガイドブックも読んでない。嫁との合流は4日後。
まぁ、なんとかなるだろう。
※ノートパソコンにハンディGPSを取り付けたカーナビ
大洗フェリーターミナル
旅行中の感動を、ICレコーダーで記録しよう。しかし家を出発したときから、私の独り言がはじまる。やはり独りのドライブはつまらない。大洗港までの2時間で、早くも運転に飽きてしまった。やれやれ。
22時、大洗港に到着。商船三井フェリーの乗船手続きをして、車を乗り入れる。
※三井商船:さんふらわぁ・つくば
※車で乗り入れる:けっこう急だな
三井商船:さんふらわぁ・つくば:二等船室で雑魚寝
ぎっちり車を駐車したら、寝泊まりする2等船室に向かう。要するに雑魚寝部屋で、1人あたりのスペースはタタミ1畳分もない。いわゆる布団はなく、毛布にくるまって寝るようだ。すでに数名の客がいて、自分の寝床を用意している。電源を確保しようと思ったが、コンセントはすでに充電器でいっぱいだった。
※雑魚寝の2等船室
※1人分のスペース
興奮と退屈
フェリー内を探検する。巨大とはいえ、見るところはそう多くない。じっくり、ていねいに見てまわっても、時計の針は2時間も進まなかった。しかも出航が遅れていたので、フェリー探検は接岸しているあいだに終わってしまった。
※船内で見るべきものは少ない
探検が終わると、本当にやることがなくなる。ロビーで漫画を読んで、それに飽きると毛布にくるまって寝転んだ。寝付けずにいると、船が出航した。午前2時だった。
最後はテレビ漬け
大洗港から苫小牧まで、約20時間。
さすがに寝て過ごすのは無理だろうと思っていたが、寝る以外に選択肢がなくなる。寝るのも飽きると、テレビを見はじめる。多くの人はワンカップを開け、つまみを食べながらテレビを見ていた。べつにテレビが楽しいわけではなく、ぼんやり時間をつぶすにはちょうどいいのだろう。
※テレビを見る人たち
もしテレビがなかったら、どうなっていただろう?
つまらないことで喧嘩になったり、人生について悩む人が出るかもしれない。そう考えると、テレビってのはすごい道具だ。しかし反面、人間の思考力を奪っているのかもしれない。
テレビ漬けになるのは怖かったので、なるったけ出歩いたけど、最後はひたすら寝続けていた。
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