関ヶ原鍾乳洞 / ほぼ人工的なトンネル

2004年 岐阜県 #山陰ツアー 建物:社寺・史跡 洞窟・地下
[WGS84] 35.371704, 136.427289 - Google Earthで開く(kml)

「鍾乳洞が見たいよぉ」

但馬海岸に触発され、玄武洞で満たされなかった「鍾乳洞を見たい欲求」。その発散を求めてやってきたのが、関ヶ原鍾乳洞。ここもガイドブックに書かれていた。
わざわざ高速道路を下りて立ち寄るのだが、いやが上にも期待は高まる。

入場料(700円)を払って、洞内に足を踏み入れる。
ここの鍾乳洞は、もともと一本道だったけど、それでは見学しにくいので、突き当たりからトンネルを掘って出口を作ったらしい。そのため高低差はまったくなく、足下もコンクリートで固めてある。つまるところ...全長の半分はただの人口トンネルというわけだ。
関ヶ原鍾乳洞

内部は大人がぎりぎり立って歩けるくらいの高さ。ところどころ、かがむ箇所はあるものの、おおむねスタスタ歩ける。ホームページを見ると、「ベビーカーでもOK」とある。こんなところにベビーカーで入る人はいないと思うが、そのくらい整備された鍾乳洞なのだ。
関ヶ原鍾乳洞
関ヶ原鍾乳洞

鍾乳洞そのものが初めての経験なので、どこが天然で、どこか人工かは判別しにくいが、混ざっていることはわかった。鍾乳石や石筍も、ないわけではないが、多くもない。とはいえ、ここが地下であることに変わりはない。地中特有の圧迫感に息が詰まっていく。うちの妻は、すぐに落ち着きをなくしてしまった。「早く出よう」とうるさい。
関ヶ原鍾乳洞
関ヶ原鍾乳洞

15分後、ふたたび外界にもどってくる。太陽の光がうれしいね。
妻は満足したようだが、私は物足りない。なので、ふたたび鍾乳洞に入っていった。ゆっくり歩いて20分後、ふたたび出口から出てくる。まだ物足りない。
3度目は、ハンディカムをかまえて一気に走り抜けてみた。
関ヶ原鍾乳洞
関ヶ原鍾乳洞
関ヶ原鍾乳洞

...まぁ、このくらいでよしとしよう。

鍾乳洞というより、裏山のトンネル紹介といった感じの場所だった。
あんまり期待しなければ、そこそこ楽しめるだろう。だが、私の「鍾乳洞を見たい!」という欲求は満たされなかった。

なぁに、また機会はあるさ!

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