京都に水を - インクラインと琵琶湖疏水記念館
#京都出張, インクライン, ヘリテージング100選, 博物館, 治水・利水「あれはなんだろう?」
知恩院の裏手から石の階段を下りて、「南禅寺」に向かう途中、土手の上を歩いている人たちを見かける。興味をもったので近づいてみる。
インクライン
廃線になった鉄道跡らしい。ずーっと先まで続いているぞ。鉄道にしては、線路の幅が広い。なんだこりゃ?

※インクライン(→ヘリテージング100選)
傾斜を下っていくと、大きな台車(の残骸)が出てきた。あとでわかったことだが、これはインクライン(傾斜鉄道)といって、船を運ぶ線路だった。
終点に到着すると琵琶湖疏水記念館があった。立ち寄ってみよう。

※船を運ぶ台車の残骸
琵琶湖疏水記念館
「琵琶湖疎水」とは、京都と琵琶湖を結ぶ水路のこと。
琵琶湖の水を京都に引くことは、長年の夢だった。これが実現されたのは明治時代。水道の確保だけでなく、水力で工場を興して、京都を水上輸送都市にするという巨大プロジェクトとして着手された。
この壮大な計画は、しかし電車や自動車の普及によって夢のままに終わる。
それでも、今なお京都の人々に豊かな水をもたらす琵琶湖疎水の功績は大きく、そうした技術者たちの夢を、この記念館は今に伝えている。

※インクラインの模型

※中庭からの眺め
■琵琶湖疏水記念館
[所在地] 京都府京都市左京区南禅寺草川町17番
[連絡先] 075-752-2530
[料金] 無料
[URL] http://www.city.kyoto.lg.jp/suido/
私はこういう「先人たちの知恵」が大好きなのだ。日本最初の水力発電に使われた発電機や、中庭から疎水の流れを見ると、いやがうえにも興奮してしまうね。
Google Earthで開く(KML) 座標(WGS84): 35.011949,135.788215