日本平ロープウェイを下りると、そこは久能山東照宮だった。

石段だけを見るつもりだったが、せっかくなので参拝していくことに。参拝料は350円。
ロープウェイ降り場から東照宮に階段がつづいている。ここは石段の途中であるようだ。ならばせめて、最後まで登ってみようか

うんちく・久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)

徳川家康の御遺体が埋葬されている神社。
徳川家康の遺言によって御遺体は久能山に葬られ、御霊は日光に祀られ、御位牌は菩提寺の大樹寺に納められた。語弊はあるけど、死後3つに分けられたわけだ。
久能山東照宮は、2代将軍秀忠の手により創建された。桃山時代の技法の影響を強く受けており、複雑な彫刻に極彩色をほどこされた御社殿、楼門などは、国の重要文化財に指定されているものばかり。

久能山東照宮
※久能山東照宮を歩く

日光東照宮に比べれば地味とされるが、いやはや立派なもんだった。
黒と金のコントラストはかっこいいね。しかし、あまりにもあざやかなので、どのくらい建立当時の風情が残っているのか、よくわからなかった。

久能山東照宮
※葵の御紋

家康の御遺骸が眠る御神廟(重要文化財)
※家康の御遺骸が眠る御神廟(重要文化財)

階段はここで終わっていた。
私たちは来た道を戻っていった。

うんちく・東照宮(とうしょうぐう)って?

東照大権現(=徳川家康)を祀る神社のこと。
江戸時代には500社を超える東照宮が造られたが、明治に入って廃社や合祀が相次ぎ、現存するのは約130社とされる。徳川家康の御霊を祀る日光東照宮は、全国の東照宮の総本社的存在。

日本三大東照宮の3つ目は?

日光東照宮・久能山東照宮ともう一社をもって「日本三大東照宮」と称されることがある。多くの場合、仙波東照宮が選ばれるが、地域ごとに自社の名前を入れて称するところも多い。
全国的に通用する三大東照宮の定説はないそうだ。

表参道の石段

ロープウェイ降り場から少し下ったところで、表参道の石段を見下ろせる場所に出た。
のぞき込むと、けっこうな高さ、勾配であることがわかる。
(昔の人は、この階段を登って参拝していたのか…)
(昔の人は、こんな高い場所に神社を建立したのか…)
畏敬の念に打たれる。

久能山東照宮:表参道石段
※表参道石段

久能山東照宮
※海辺なのに、すごい高低差

なんだかロープウェイを使った自分たちがズルをしたような気分になってきた
しかし階段を降りたら、また登ってこなければならない。
日本平に停めてある車を放っておくわけにはいかない。どうする?

…行くことにした。

下って登る

膝を痛めないよう、注意しながら階段を降りていく。
下りはまぁ、ラクだった。

久能山東照宮:表参道石段を下りる
※どんどん下っていく

久能山東照宮
※最後まで降りきった

振り返ると、久能山が壁のように見えた。少し休憩したのち、私たちは階段を登りはじめた。
(こんなことなら、ロープウェイなんか使うんじゃなかった…)
頭の中でぶつくさ考えながら、足をせっせと動かしていく。

久能山東照宮:表参道石段を登る
※表参道石段を登る

下りで10分、登りで20分──
こう書くと簡単そうだが、とんでもない。足ガクガクですよ。
2月なのに、汗びっしょり。
どっひゃー! と言うほど疲れた。

■久能山東照宮 [Kunosan Toshogu Shrine]
[所在地] 静岡県静岡市駿河区根古屋
[連絡先] 054-237-2438
[創建] 1617年
[料金] 320円
[URL] http://www.toshogu.or.jp/

でも、なんだか妙に納得してしまった。
登りと下りの順序は逆になったけど、1,159段の往復をコンプリートしました!

Google Earthで開く(KML) 座標(WGS84): 34.963535,138.467109

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