「以前、テレビで見た夢の吊り橋に行ってみよう!」

というわけで、丁子屋から運転すること2時間。車は寸又峡にやってきた。
こんなに遠く、奥まった場所だとは思わなかった。渓谷へ至る道は1本で、通り抜けることができない。まさしく秘境である。

寸又峡(すまたきょう)へ

大井川の支流・寸又川の渓谷。複雑に入り組んだ流れが特色。
上流地域には手つかずの自然が多く残っており、原生自然林保存地域にも指定されている。麓には寸又峡温泉がある。

寸又峡プロムナードコース
※寸又峡プロムナードコースを歩く:手にしているのは拾った枝

駐車場に車を止めて、散策路(寸又峡プロムナードコース)を歩く。
私たちのほかに客はいない。大声を張り上げても、それを聞く人がいないほどの静けさだ。
途中のトンネルがけっこう怖い。壁をしたたる水が凍り付いていた。

寸又峡
※寸又峡に抜けるトンネル

ほどなく、ダムで堰き止められた湖面と吊り橋が見えてきた。
見えても、そこへたどり着くには時間がかかる。見通しがいいと、歩くのがつらくなる。

寸又峡:下りていく
※橋のたもとに降りていく

夢の吊り橋

「夢の吊り橋」は大間ダムに架かっている長さ90m高さ8mの吊り橋。
「夢に出そうな幻想的な橋」という意味だけでなく、「渡るのが怖くて夢に見そうな橋」という意味もあるそうだ。わかって名付けたのはすごいな。

寸又峡:夢の吊り橋
※これが夢の吊り橋

近くで見ると、すごい。
実際に歩けるのは板2枚分しかない。高さも怖いが、風で橋が揺れるのが怖かった。そんな怖さの中でも、湖水の碧さはとても印象的だった。水は、これほど碧くなるんだね。

寸又峡:夢の吊り橋を間近で見る
※寸又峡:夢の吊り橋を間近で見る

橋の真ん中で若い女性が恋の成熟を祈ると夢が叶うと言われているが、そんなゆとりはない。この吊り橋でそんな祈りができるほどの胆力があれば、恋くらい成就するだろうと思うよ。

寸又峡:夢の吊り橋
※寸又峡:夢の吊り橋

渓谷をまわって

吊り橋をわたって散策路を歩いていると、周囲が一気に暗くなった。
こんなこともあろうかと懐中電灯をもってきていたが、それでも暗かった。駆け足で、渓谷をぐるっとまわって帰ってきた。吊り橋とは別の意味で、こわかった。

寸又峡
※写真は明るいが、実際はかなり暗い

寸又峡
※真っ暗だ!

静かな寸又峡の夜

せっかくなので寸又峡温泉に入ろうと思ったら、閉まっていた。
というか、温泉郷そのものが静かすぎて、ちょっと不気味。人が住んでいるのはわかるが、静かすぎる。家族の談笑や、テレビの音が聞きたい。

温泉終了
※18時だけど、もう完全終了してた

車で渓谷に入ってきた道をもどっていく。
途中、車を停めて見上げると、満天の星空がきれいだった。写真は撮れなかったけど、脳裏に焼き付けた。
それじゃ、帰るか。私たちは自宅に向かって車を発進させた。
こうして、日帰り静岡ツアーは終わったのである。

海老名PAで食べた横須賀海軍カレー
※海老名PAで食べた横須賀海軍カレー(関連:横須賀でカレーを食べた

ダム&ダム湖

Google Earthで開く(KML) 座標(WGS84): 35.181069,138.111920

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