浜離宮恩賜庭園 / 都市の時間から切り離されて
2005年 東京都:都心部 公園 日本庭園『汐留・お台場ウォーキング』の途中、コースを外れて浜離宮恩寵庭園(はまりきゅうおんしていえん)に立ち寄った。
浜離宮の名前はよく聞くけど、足を踏み入れたのはこれが初めてだ。
入園料は一般300円。今回はウォーキング割引で240円で済んだ♪
- 浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)
- 徳川将軍家ゆかりの庭園。海水を取り入れ、潮の満ち引きによって池の趣を変える「汐入の池」が有名。「三百年の松」や「ふたつの鴨場」などの見どころがある。
思っていたよりも広かった
端から端まで見たわけではないが、ぐるーっと歩いて小一時間かかってしまった。新緑がとてもあざやかだった。藤棚のフジ、ボタン園のボタンもきれいだった。
※不自然な光景
でもちょっと磯臭い
全体的によく手入れされているんだけど、そうでもない部分もある。
汐入の池も、よーく見るとゴミや油が多い。庭園周囲の堀にもゴミがたくさん浮いていた。このあたり、手が回らないのかもしれないが、有料なのだからきちっとしてほしいと思ってしまった。
というのも、外人さんが多かったから。そこかしこで「ショーグン」「ショーグンパーク」という声が聞こえる。こういう外人さんには、日本のいいところを見てほしいと思ってしまうよね。
※汐入の池
※うろに咲くたんぽぽ
都会の幻影
印象的だったのは、樹木の向こうに高層ビル群が見えること。
まるで特撮合成のように...不自然だった。
また、海岸側からは、遠くにレインボーブリッジが見えた。これから私たちが渡るところだと思うと、感慨もひとしおだった。
この庭園を利用した将軍や大名たちも、まさかこんな景観になるとは思っていなかっただろうね。
作られたのではなく、残された自然
庭園は、いいところだった。しかし、「都会のオアシス」というのは言い過ぎだと思う。この区画は文化財なのだ。千年の後まで保護すべきところだ。だから、遊ぶために訪れても楽しめないだろう。適切に保護されているかを確認するために、訪れるところなのだと思った。
※意外に緑が深い
※まぶしそうな猫
なので、あと半世紀ほど経ったら、また訪れてみようと思う。
■浜離宮恩賜庭園:東京湾の海水を引く潮入の池
[住所] 東京都中央区浜離宮庭園
[規模] 面積:25.0ha