羊山公園・芝桜の丘 / 写真と実物のギャップ
2005年 埼玉県 公園 花「芝桜の丘」のポスターを見たことがあるだろうか。
この季節、地下鉄や私鉄のコンコースでよく見かける。とてもいい写真なので、私は興味をひかれていた。その芝桜の丘が、2日前から満開になったらしいので、行ってみることにした。
羊山公園(芝桜の丘)
「芝桜の丘」は、秩父市にある羊山公園にある。11種類(ハナシノブ科フロクス属)、約33万株の芝桜が植栽されており、満開になると丘陵一面が花の絨毯に覆われる。面積は約30ha。
ゴールデンウィークは大混雑
私はゴールデンウィークをナメていた。すごい人混みなのね。
まず電車が混んでいた。しかも乗客全員が同じパンフレットを見ている。目的地は同じなのだ。
電車の窓から外を見ると、山あいの道に車が列をなしている。山道があんなに混雑するとは...。車の列はえんえん何キロもつづいている。あれじゃ、どーにもならない。電車にしてよかった。
西武秩父線・横瀬駅で下車。ここは、『あしがくぼウォーキング』のときにも来た。ひなびた駅だったが、今日はちがった。駅前は大量の行楽客でごった返していた。すごい。あとで知ったことだが、芝桜の丘は毎年100万人の行楽客が訪れるらしい。人口7万人の小さな町に、これだけの人が集まるのだ。混雑して当然だ!
15分ほど歩いて、芝桜の丘に到着する。
芝桜を見るか、人を見るか
※羊山公園はすごい人だかり
「ほげぇ...」
どっちを向いても人、人、人。人が多すぎるぅ。芝桜の丘はイメージしていたよりも小さかった。写真ばかり見ていたから、もっと大きいと思いこんでいた。そんなギャップもあって、人の多さはいっそう強く感じられた。
「ポスターの写真を撮影したヤツは腕がいいなぁ」と思う。いい部分を強調して、そうでない部分を隠しているよ。写真撮影の基本といえば基本だけど、やられたね。
※芝桜だよ
想像とはちがったけれど、33万株の芝桜に嘘はない。
やはりこれだけ大量の芝桜を一望できたのはよかった。壮観だった。11種類すべてを識別できなかったけど、一輪一輪もきれいだった。
心を落ち着かせて見れば、期待したとおりの別世界だった。
※一輪一輪もきれいだった
芝桜はよかったけど、やはり印象に残ったのは人の多さだ。GWの行楽地は地獄なんだな。こんな当たり前のことに、今さら気づいてしまった。やれやれ。
※日差しが強い