あじさい園の紫陽花(アジサイ)
2005年 東京都:西部 花 花:紫陽花「1,000円が無料になるのは今日だけなのよ」
と妻がいうので、やってきた。来てみて、意味がわかった。
あじさい園は、としまえんの中にある。あじさい園そのものは無料だが、としまえんの入園料に1,000円かかる。しかしウォーキングの参加者は、今日だけ無料で入園できるらしい。植物園の入園料にしては高いと思っていたけど、なるほどね。
※クラウン
あじさい祭りは、今年で3回目になるらしい。
としまえんの片隅に造られたあじさい園。140品種、8,500株の紫陽花が植えられている。石神井公園などに比べれば小さいものの、見応えのある広さはあった。多種多様なあじさいが咲き乱れていて、とてもきれいだった。
※あじさい園
※丘一面にあじさいが植えられている
「紫陽花って、いっぱい品種があるのね」
恥ずかしながら、知らなかった。
白いもの、青いもの、赤いもの、丸いもの、尖ったもの、輪っか状のもの、星形のもの、小さいもの、大きいもの、可憐なもの、くっきりしたもの...。コロニーごとに立て札があるので、名前を覚えようと思ったが無理だった。なんせ140品種もあるのだからね。
「それにつけても、自然の造形の美しきことよ」
よーく見てみると、小さくなパーツが、規則正しく並んでいる。まるでオモチャみたいだ。さらに近づくと、ハチやてんとう虫や見えてくる。オモチャじゃない。そんなあじさいが、周囲一面に埋め尽くされている。あじさいの海だ。不思議な気持ちでいっぱいになる。
──あじさいは梅雨の風物詩。
6月のこの時期にしか楽しめない花だが、逆に、今ならどこでも見ることができる。そんなに珍しい花じゃない。それでも、としまえんのあじさい園は素晴らしかった。あじさい園のために、としまえんに入園するのはキツイけど、としまえんに入園したなら訪れる価値はあると思うね。
あじさい(紫陽花)
- ユキノシタ科の鑑賞植物の総称。原産地は日本。
- 学名は Hydrangea、「水の容器」という意味。
- 一般に花びらと思われている部分は萼(がく)である。本来の花は中心部にあって、小さく目立たない。
- 土壌のpH濃度によって、花の色が変化する。酸性の場合は青く、アルカリ性の場合はピンクの花を咲かせる。
- 日本原産の最も古いものは、青色だと言われている。
- つぼみのころは緑色、それが白く移ろい、咲くころには水色、または薄紅色。咲き終わりに近づくにつれて、花色は濃くなっていく。
- 花言葉は、「移り気なこころ」。