かにチャーハンの店 / ネーミングの勝利
2005年 埼玉県 中華桶川の帰りに、エキュート大宮に立ち寄った。
エキュート大宮を訪れるのは2度目。ちょうど腹が減っているので、がっつり食べていこう。
と思って見てまわるが、がっつり食べる店はないことに気づく。そういえば前回食べた「Chowder's」と「カレーショップ・トップス」は、どちらも軽食だった。まぁ、ここはエキナカだし、客はみな移動中だろうから、がっつり食べるニーズは少ないのかもしれない。
ウロウロした後、私たちは「かにチャーハンの店」に入った。
※燃える炎 踊る米 かにチャーハンの店
かにちゃーはん(580円)
私と嫁、A氏はそれぞれ異なるメニューを注文したが、要するに載ってる具がちがうだけだった。まぁ、当たり前と言えば当たり前か。
※かにちゃーはん
食べてみる。ご飯がぱらりと仕上がっていて、なかなかうまい。料理人が懸命に鍋をふるっただけの価値はある。しかし「かにチャーハン」としてどうかと聞かれると、ちょっと悩む。チャーハンに蟹肉が載っているだけで、味の相乗効果はあまりない。
えびの中華マヨメーズ和えチャーハン(680円)
オプション具材も同様。私はえびマヨを食べたんだけど、「チャーハン」+「えびマヨ」という感じだった。それぞれ悪くはないが、1つの皿に盛り合わせることに違和感がある。ふぅむ。もぐもぐ。
※えびの中華マヨメーズ和えチャーハン
半熟たまごのかに玉チャーハン(680円)
A氏のかに玉チャーハンは、アンによって味わいが変わっていた。アンかけチャーハンだな。アンにも味がついているので、やや濃い口かな。疲れているときはちょうどいいだろう。
※半熟たまごのかに玉チャーハン
「チャーハンの店」でないところがポイント
つまるところ、卵チャーハンの店なのだ。それを「かにチャーハンの店」として売り出したところがウマイ。「かにチャーハン」と聞くと高級感があるし、アレンジの幅も狭くなる。もし「チャーハンの店」だったら豊富なメニューが期待され、作る手間もかかる。町の中華料理屋ならいいけど、エキナカで展開するのは厳しいだろう。
店のコンセプトが、卵チャーハンの価値を高めているわけか。
■かにチャーハンの店 エキュート大宮店
[所在地] 埼玉県さいたま市大宮区錦町630 ecute大宮
[連絡先] 048-648-8762
[休み] 無休
[URL] https://www.hitjapan.co.jp/
ほどよく満腹したので、私たちは帰途についた。
かにチャーハンは、いずれ我が家でも作ってみよう。