恩賜上野動物園 / たまには動物園へ

2005年 東京都:東部 動物園
[WGS84] 35.715507, 139.774214 - Google Earthで開く(kml)

今日は都民の日。なので、上野動物園に行ってきた。
本当は多摩動物公園に行くつもりだったんだけど、昨晩は深酒してしまい、寝過ごしてしまった。

混んでるけど、混んでない

上野動物園に到着したのは午後3時。
ピークは過ぎただろうけど、人は多かった。しかし流れがよどみないので、ぎゅうぎゅう詰めの不快感はない。流れるプールにいるような感じだった。それだけ施設がうまく設計されているのだろう。

恩賜上野動物園:人間を見るゴリラ
※人間を見るゴリラ

恩賜上野動物園:ゴリラを見る人間
※ゴリラを見る人間

いろいろ工夫され、進化していた

上野動物園に来たのは、たぶん2度目。1度目は小学生のころだったので、記憶もあやふやだ。それでも、上野動物園の変化には驚かされた。園内は広くて、きれいで、臭くなかった。アクリル板や高低差を利用して、動物たちをより近くで、より楽しく見られるように工夫されていた
私は、動物園はもっと地味で、つまらないところだと思っていたが、それはマチガイだった。これだけ楽しいところなら、「動物園でデート」もアリだと思うよ。

恩賜上野動物園:カメラをかまえる人々
※カメラをかまえる人々

動物園の意義は?

もちろん、動物園の存在意義について考えなくもない。
「動物たちを檻に閉じこめ、さらし者にするのは残酷ではないか? 動物のことを知りたければ図鑑を読め、映像を見ろ。それでも足りなければ、本物のサバンナへ行け。動物園で学べることなどないッ!」
という意見もある。

私も、最初のうちは動物たちに同情していた。彼らの目を見るのが怖かった。しかし中盤以降は、多種多様な動物たちを間近に見られることに、すっかり興奮しきっていた
たとえばペンギンがあれほど太いとは思わなかった。バグとラマは、同じエリアにいてもケンカしないのね。コウモリは驚くスピードで地面を走るし、コアリクイはくるくる回っていた。

恩賜上野動物園:バグ
※背中をつつかれるバグ

恩賜上野動物園:コアリクイ
※くるくる回りつづけるコアリクイ

動物園には、動物園のよさがある。そうとしか言いようがない。上野動物園は、想像していた以上に楽しかった。しかし、なにが楽しかったのだろう? 種の多様さを実感すると、なぜ興奮するのだろう?
よくわからない。

よくわからないけど、今日はおもしろかった

動物園