恩賜上野動物園 / たまには動物園へ
2005年 東京都:東部 動物園今日は都民の日。なので、上野動物園に行ってきた。
本当は多摩動物公園に行くつもりだったんだけど、昨晩は深酒してしまい、寝過ごしてしまった。
混んでるけど、混んでない
上野動物園に到着したのは午後3時。
ピークは過ぎただろうけど、人は多かった。しかし流れがよどみないので、ぎゅうぎゅう詰めの不快感はない。流れるプールにいるような感じだった。それだけ施設がうまく設計されているのだろう。
※人間を見るゴリラ
※ゴリラを見る人間
いろいろ工夫され、進化していた
上野動物園に来たのは、たぶん2度目。1度目は小学生のころだったので、記憶もあやふやだ。それでも、上野動物園の変化には驚かされた。園内は広くて、きれいで、臭くなかった。アクリル板や高低差を利用して、動物たちをより近くで、より楽しく見られるように工夫されていた。
私は、動物園はもっと地味で、つまらないところだと思っていたが、それはマチガイだった。これだけ楽しいところなら、「動物園でデート」もアリだと思うよ。
※カメラをかまえる人々
動物園の意義は?
もちろん、動物園の存在意義について考えなくもない。
「動物たちを檻に閉じこめ、さらし者にするのは残酷ではないか? 動物のことを知りたければ図鑑を読め、映像を見ろ。それでも足りなければ、本物のサバンナへ行け。動物園で学べることなどないッ!」
という意見もある。
私も、最初のうちは動物たちに同情していた。彼らの目を見るのが怖かった。しかし中盤以降は、多種多様な動物たちを間近に見られることに、すっかり興奮しきっていた。
たとえばペンギンがあれほど太いとは思わなかった。バグとラマは、同じエリアにいてもケンカしないのね。コウモリは驚くスピードで地面を走るし、コアリクイはくるくる回っていた。
※背中をつつかれるバグ
※くるくる回りつづけるコアリクイ
動物園には、動物園のよさがある。そうとしか言いようがない。上野動物園は、想像していた以上に楽しかった。しかし、なにが楽しかったのだろう? 種の多様さを実感すると、なぜ興奮するのだろう?
よくわからない。
よくわからないけど、今日はおもしろかった。