葛西臨海公園 / ウォーターフロントと呼ばれたエリア
2005年 東京都:東部 公園葛西臨海水族園を楽しむかたわら、葛西臨海公園も散策した。
私は千葉市に住んでいたので、このあたりは行動半径内だった。
葛西臨海公園(の一部)がオープンしたのは平成元年(1989年)。高校を卒業して、免許を取得した年である。なので、出来たてのころはちょくちょく遊びに来たもんだ。
とはいえ、ここ十年くらいはご無沙汰だったので、目新しいものもたくさんあった。
- 葛西臨海公園
- 江戸川区に所在する都立公園。葛西臨海水族園は公園と一体化しており、ほか海浜公園、鳥類園、展望レストハウス、区立ホテル、観覧車なども含まれる。
なにもない埋立地を「ウォーターフロント」と呼んで開発された場所のひとつ。
クリスタルビュー
駅前広場を抜けて歩いていくと、白い壁のようなものが見えてきた。
全面ガラス張りの建物で、中を歩いている人の姿までよく見える。案内によると「レストハウス」らしいが、地下1階に自販機コーナーがあるだけで、実質的には無料の展望施設だ。2階建てだから、そんなに高くもないが、海辺を眺めるには十分だった。きれいに掃除されており、無料公開で大丈夫なのかと心配になる。
※クリスタルビュー
※クリスタルビューからの眺め
人工の渚
クリスタルビューを抜けると、人工の渚が広がっていた。
目の前に広がるのは東京湾......なんだけど、波も、磯臭さもない。足下の砂は黒くて、粒が大きい。海というより、大きな水たまりといった印象だ。
私の記憶では、もっと臭くて、汚かった。野鳥公園と同じように、鳥類保護区が作られたおかげで自然回復してきたのかもしれない。
※人工の渚
淡水生物館
水族園施設と正門のあいだに公園(名称不明)がある。
脇道にそれないと見つからないので、水族園に来たけど、気づかずに帰ってしまう人も多いと思う。この公園内に「淡水生物館」がある。非常に小さな建物で、格別に見るものはない。しかし、水族園に来ると必ず訪れてしまう。なにやら、秘密の場所を見つけた気分になるんだよね。大したものはないんだけどさ。
※淡水生物館
※カエルだ
ダイヤと花の大観覧車
雨だったので乗らなかった。
しかしなぜ観覧車なのだ? ここは自然公園だろ? こんな設備を作るくらいなら、水族園のふれあいコーナーを拡張すればよかったのに。
鳥類園
やはり雨だったので断念。家に帰ってから調べてみたが、観察所があるだけだった。野鳥公園のときのように、ボランティアの案内などがないと楽しめないだろう。
◎
いやはや葛西臨海公園は、だいぶ立派になっていた。自然公園としては高い評価を得られるだろう。この公園がバブルの産物であるかどうかは知らない。
ただ、私たちの子や孫の世代まで残ってくれたらいいなと思った。
■葛西臨海公園:緑と水と人のふれあうウォーターフロント
[住所] 東京都江戸川区臨海町六丁目
[規模] 面積:79.6ha