六本木 / はじめての火鍋
2005年 東京都:都心部 中華:火鍋 鍋もの今夜は忘年会だった。
といっても、取引先の忘年会に顔を出してきただけ。
「六本木の中華料理屋で北京ダックを食べる」という主旨だったが、予想どおり、北京ダックは大したことなかった。
タイ旅行の時に食べた北京ダックを思い出す。あれはうまかった……。
さておき、私は今夜、生まれて初めて「火鍋」という料理を食べた。
運ばれてきたとき、鍋には真っ赤な液体が注がれていた。
ぷかぷか浮かんでいるのは、唐辛子のようだ。
ちょびっと舐めてみると、ラー油の味。旨味はまったくない。
具材は春菊に白菜、豆腐、エリンギ、豚バラ? じつにありきたりだ。
(ラー油で煮込んでウマくなるのか?)
……と思っていたが、ウマかった。辛いには辛いのだが、食材の旨味を引き出す辛さだった。おもしろくなって、ついつい食べ過ぎてしまった。
私の知人に、火鍋マニアがいる。
この季節になると、いろんな店で火鍋を食べて、そのレポートをブログに書いている。なので、いつか食べてみたいと思っていた料理なのだが、今夜、その願いが叶った。
なるほどこれは、食べ比べしてみたくなる料理だとわかった。