風風ラーメン・朝霞店 / 油(あぶら)そばを食す

2006年 埼玉県 ラーメン
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朝霞駅でラーメンを食べた。

メニューに「油そば」があったので、それを注文する。油そばを食べるのは10年ぶりだな。はじめて食べたのは、高田馬場。マルチメディアスクールの講師をやっていたころだな。あのときは食べ方がわからず、スープと勘違いして酢をたっぷりかけてしまい、悲惨な味になってしまったことを覚えている。
無理ないよな。「油そば」に酢をかけるなんて、知らない人は知らないよ!

油そば
※風風ラーメン・朝霞店

油そば(あぶらそば)
スープのないラーメン。どんぶりの底に入ったわずかにタレ(醤油やラード)に、茹でた麺を絡めて食べる。お好みでラー油や酢などを加える。具はチャーシュー、メンマ、ネギなどを少量のみ。

Wikipediaによると、武蔵野市境にあるラーメン店「珍々亭」が発祥らしい。平成に入ってマスコミが取り上げられ、全国的に有名になったが、昭和のころとは味が変わってしまったらしい。

油そば
※嫁はラーメン

油そば
※私は油そば

奇妙な料理だよね。タレというけど、生のままの醤油とラードだから、甘みや旨味はない。からめると一気に麺が醤油色に染まる。酢やラー油は、短調になりがちな味にアクセントをつけてくれる。酢がなければ、醤油味の焼きそばに近いかな。

混ぜよう
※混ぜよう

「油そば」という名前から想像するほど油っぽくはない。そうなのだ。それゆえ物足りない! もっと油ギトギトな麺を食べたいのだ。醤油じゃなくて塩味にすれば、油を楽しめるんじゃないか? 塩と油で、麻薬的なラーメンになるぞ!

……それって単なる「塩やきそば」か。

てなことを考えながら食べました。
ごちそうさま。

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