宮城ふるさとプラザ / 池袋で食べる仙台の味

「仙台の牛タンなんて、中身は輸入牛なんだから、東京で食べても同じ味さ」

と人は言うけど、仙台で食べた牛タンの味を忘れられない。
あの味をもう１度と、あれこれ試してきたけど、なかなかヒットが出ない。なかばあきらめかけていたころ、池袋で仙台の味を楽しめるという噂を耳にした。

宮城ふるさとプラザ

2006年７月に、宮城県のアンテナショップが池袋にオープンした。
そこにはなんと、私が出張初日に食べて感動した「伊達の牛たん」が出店していた。プラザに到着するなり、私たちはまっすぐに「伊達の牛たん」に入った。もちろん買い物もしたんだけど、それは後述する。

※宮城ふるさと館：駅から出てすぐそこにある

牛たん焼き（1,100円）

この食感、この味わい♪
うーん、うまい！　これですよ、これ！
期待が高すぎて、落胆するんじゃないかと思っていたけど、そんなことはなかった。仙台から350kmも離れたところで、まさかあの味を楽しめるとは思わなかったよ。

※美味しそうに撮れてなくて申し訳ない

牛たんシチュー定食（1,575円）

仙台出張の帰りにレトルトで買って食べたのが美味しかったので、注文してみた。濃厚なデミグラスソースに、柔らかーく煮込まれた牛たん。まさにあの味だ。
しかしレトルトで食べた味にそっくりすぎて、感動は弱かった。それだけ牛たんの感動が大きかったわけだね。

※やわらかーい

仙台の教訓を活かして、定食×２にはしなかったんだけど、してもよかったかなぁ。久しぶりに食べるテールスープも美味しかった。「極厚牛たん芯たん焼き」とか「牛たん丼」とか、見知らぬメニューもあるぞ。むぅ、食べてみたい。
どうやら、また来なければならないようじゃ！

06/07/27 - １ヶ月後に再訪して、芯たんや牛たん丼を食べました

牛タンを堪能したあとは、いろいろ土産を買いあさった。
１階に宮城の食品が所狭しと並べられている。ずんだ餅、笹かまぼこ、ひとめぼれ、ササニシキ、地酒……。２階は観光案内や『楽天ゴールデンイーグルズ』のグッズ販売。
店舗は小さいが、宮城がいっぱい詰まっている。
そんな中、下記品目を買ってきた。

菓匠三全の「ずんだ餅」

悪くはないんだけど、ちと甘過ぎ。村上屋餅店の勝ちだな。

※久しぶりのずんだー

喜久水庵の「喜久福」

これも１年前に食べた味だ。大福に抹茶やずんだクリームが入ったもので、なかなかうまい。断面をお見せしたかったが、食べてしまったよ。あはは。

ジャージー飲むヨーグルト

猛烈に濃い。濃すぎて飲めない。これはクリームであって、断じてドリンクではない。お味の方は……ちょっと苦手。山羊の乳を思い出した。

鎌崎の笹かまぼこ

むぅ、あの感動がない。仙台で食べたときには猛烈に喜んでいたのに。ふつうの蒲鉾だった。これは仙台で食べないと駄目なのか。

※喜久福、うまー

お米ロール・ずんだ味

商品名を失念。これ、地味～に美味しかったよ。

※見た目は悪いが、意外なヒット

発砲清酒「すず音」と純正たまご酒

まず「すず音」を飲んでみる。うぉ！　な、なんじゃこれは？
嫁が「日本酒で飲みやすいもの」というので買ってみたのだが、まさか炭酸飲料だったとは！
よく見ると、「スパークリング純米酒」と書いてある。
低アルコール酒の残糖分を瓶内で再発酵させ、炭酸ガスを封じ込めたものらしい。グラスに注ぐと、しゅわしゅわと微細な泡が立ち上る。かなり甘い。喉ごしはスパークリングワインに近いが、味わいはたしかに清酒だった。
嫁は、あっという間に酔っぱらってしまった。すごい威力だ。

※なかなか楽しめた

つづいて「たまご酒」。これは想像していた以上に強かった。
風邪の特効薬として知られるたまご酒だが、初めて飲んだよ。その名前から想像するほどマイルドじゃない。でもまぁ、おいしい。

これで玉澤総本店の「黒砂糖饅頭」や菓匠三全ずんだ茶寮の「ずんだシェイク」なんかもあればパーフェクトなんだけど、やむなし。

久しぶりに仙台気分を楽しめましたよ♪