一蘭 / 驚異の味集中カウンター
2006年 東京都:都心部 ラーメン変わったラーメン屋に行ってきた。
博多ラーメンの店で、「一蘭(いちらん)」という。その、六本木大江戸線駅上店に行ってきた。独特のシステム、味集中カウンターは衝撃的だった。
人と接することがない
一蘭の特徴は、とにかく店員や他の客との接点がないことだ。カウンターは仕切りによって分けられ、となりの人と目が合うこともない。店員も姿を見せない。ラーメンを供するときに、ちらっと手が見えるだけだ。
※仕切りのあるカウンター席
言葉も交わさない
券売機、案内板、呼び出しボタン、箸袋を使った追加注文シート。さまざまな工夫のおかげで、声を発することなく注文できる。そのくせ、やたらと細かなニーズに対応できるのだから、すごい。
※接点はなくとも、不便はない
ラーメンだけを見ろ
スダレが下りてしまえば、そこはもう自分だけの空間。これが一蘭の「味集中カウンター」である。
※コックピットのようだ
ラーメンは美味しい
これが意外なほど美味しかった。豚骨スープ特有の臭みもなく、チャーシューもいける。赤い秘伝のタレが味を引き立てている。これはうまい♪ 替え玉を1.5個も追加してしまった。
※今まで食べた博多ラーメンの中でベスト♪
味集中カウンターの可能性
なるほど周囲に煩わされないのはイイね。自分の好みを細かく、正確に、気兼ねなく伝えられるのも嬉しい。
そしてこの仕組みは、外国人相手の商売も可能にしている。注文シートを翻訳しておけば、経験の浅いバイトでも接客できる。というか客に外国人が混じっていても、店員は気づきもしないだろう。
と思っていたら、さっそく外国人の客が来たよ。奥からゴニョゴニョという声が聞こえてくる。店員が記入シートの使い方を説明しているようだが、日本語、英語、韓国語のどれも通じないようだ。
......いろいろ大変らしい。
ラーメンしかないが、奥は深い
一蘭のメニューは博多ラーメン(750円)のみだが、カスタマイズの幅が広い。
ちなみに今回のレシピは下記の通り。
- | 私 | 嫁 |
---|---|---|
味の濃さ | こい味 | 基本 |
こってり度 | 超こってり | 基本 |
にんにく | 1片分 | 基本 |
ねぎ | 青ねぎ | 白ねぎ |
チャーシュー | あり | あり |
秘伝のタレ | 基本 | なし |
麺のかたさ | 超かた | 基本 |
今回は初めてなので、あえて極端な組み合わせを試してみたんだけど、けっこう味が変わるね。
なかでも秘伝のタレは味を大きく左右する。
自分の好みや体調に応じて、あれこれ試してみるのも楽しそうだ。
いやはや奥が深いよ。
※スープを飲み干すとメッセージが
ともかく、うまかった。
いろいろ珍しい仕掛けがあったけど、ラーメンがうまかった。
これが一番、大切なポイントだよね。