梅舎茶館 / 苦丁茶の昼下がり
2006年 東京都:池袋副都心 中華:中国茶だいすけさんと中国茶を楽しんできた。
2月に『華泰茶荘』を案内してもらって以来、中国茶の世界をちょろちょろ楽しんできた。今回は『梅舎茶館』という店を教えてもらった。ちょっとツウな店らしい。
どんなところなのだろう。
行くなら1人か2人で
『梅舎茶館』は小さな店だった。しかし狭いという印象はない。
大きく開けられた窓、窓に向かう木製テーブル、無造作に並べられた茶器と鳥かご......。
なんだろう。友だちの家を訪れたような気分になった。
※友だちの家のような雰囲気
「梅舎茶館は1人か2人で行く店で、3人だともう厳しいです」
と、だいすけさんは言っていた。
なるほどそのとおりだった。カウンター席のように並んで座るので、3人だと会話できなくなるのだ。ここは会話ではなく、お茶と時間を楽しむところなのだと思った。
※不思議な空間だ
茶外の茶・苦丁茶
だいすけさんはジャスミン茶を、私は苦丁茶(クーティンチャ)を注文した。
苦丁茶はとても苦いが、身体の熱気をとばし、体調を整えるのによいものらしい。私はビギナーなのだから凍頂鳥籠茶にしておけばよいものを、珍しいものの誘惑には勝てなかった。
※細い棒のようなものが入ってる
てっきり茶盤や聞香杯が出てくるものと思っていたが、そうではなかった。耐熱ガラスのコップに茶葉が入っているだけ。
へぇぇ、こういう飲み方もあったのか。
しかしこれは、茶葉を一緒に飲まないように工夫がいるね。
※茶葉が開いてきた
飲んでみると、かなり苦い。
しかしイヤな感じはしない。これはこれで悪くはない。
とはいえコップの水位が減っていくと、一気に濃くなってしまう。そこでお湯を注ぎ足すわけだが、飲んでも飲んでも苦みが薄まらないのだ。
家に帰って調べてみたら、苦丁茶は「茶外の茶」といい、薬草に区分されるものらしい。ぬはー、また道を踏み外してしまったか。
苦丁茶を気に入ったと店員さんに伝えたら、お土産に茶葉をもらった。
袋には5本入ってる。
1本でかなりの量が飲めるから、当分は楽しめそうだ。
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