新宿伊勢丹 / エルムガーデンのうに丼
2006年 東京都:新宿副都心 和食 建物:デパート 物産展新宿・伊勢丹の『秋の大北海道展』に行ってきた。
要するに北海道の物産展だな。「秋」とは気が早い話だが、イベントとはそうしたものなのだろう。今年の開催は8月30日(水)~9月5日(火)の一週間だってさ。
目的は「ウニ丼」
今年の北海道展では、余市産の「ウニ丼」が食べられるらしい。
札幌市にある「季の苑・エルムガーデン」という老舗料亭がイートインとして初出店しているそうな。あいにく私には、その価値はさっぱりわからない。
私たち夫婦は、2002年の冬に北海道旅行をしている。
このとき、余市で食べたウニは本当に美味しかった。妻はウニが大好きなのだが、「ウニ=余市」と脳に刻み込まれたようだ。あれ以来、いろんなところでウニを食べたんだけど、いまだアレを越えるには至っていない。
てなわけで、もう何回目か忘れたチャレンジにやってきたというわけだ。
※イートインの様子
1品だけのイートイン
伊勢丹の催事場に到着するやいなや、妻はまっすぐ目的のコーナーに向かった。私もまぁ、ウニは好きだけど、妻ほど熱狂的ではない。なので、なにか別のものを注文しようと思っていたが、ここには「ウニ丼」以外のメニューがなかった。
しかも1人前2,310円だって! うひょーっ!
……店の前で何度も考えたけど、ここまで来たらやむなしか。
私たちは2人前を注文することにした。4,620円なり。
※なんてところに来てしまったのか……
あれは夢かマボロシか
しゃれた小鉢をつついていると、「ウニ丼」が登場した。
斜めにカットされた独特の容器に入っている。小さいねぇー。丼のなかには、あんや半熟卵がかかったウニが、申し訳程度のごはんの上に乗っていた。
※丼と呼ぶには上品すぎる
食べてみると、たしかに美味しいウニだ。
磯臭くなく、柔らかすぎない。舌と上あごに伝わる食感もいい。
しかし、あんや半熟卵、わさび、ねぎ、花穂紫蘇(?)の風味が強すぎる。とりわけ わさびは強烈で、なにもかも吹き飛ばしてしまう。もったいない!
※ウニ は美味しいのだが...
妻もおおむね私と同じ感想らしい。
「紫ウニ はわかった。もう十分。
次は馬糞ウニでよいものを探したい」
と妻は言う。
産地だけでなく種類にもこだわりがあるとは......。
次はもう、礼文島に行くしかないようだ。