リゾットアンドカンパニー / 専門店の死角
2006年 東京都:新宿副都心 イタリアンリゾットはどれほど美味しくなるのだろう?
その答えを求めて、専門店に行ってみた。
「リゾットアンドカンパニー」(RISOTTO & Co.)というお店で、新宿駅東口から歩いてすぐの場所にある。
外観で気づけばよかったんだけど、お客は全員女性だった。それもオシャレなお姉ちゃんばかり。野暮ったい私は完全に浮きまくっていた。
ここはレストランと言うより、カフェだね。
専門店として、どうなのよ?
リゾットは16種類あって、さらにお米も選べるようだ。
日本米、イタリア米、カリフォルニア米の3種があるんだけど、どのリゾットにどの米が合うのかサッパリわからない。店員さんも詳しくないのか、「どれにも合いますよ」だって。
あのさ、シロウトを迷わせるようじゃ、専門店の意味ないぜ。
「当店のオススメはこれ! ○×の適したお米はこれ!」
「チーズが好きな人にはこれ! □△な気分だったらこれ!」
「これがリゾットの神髄です! 専門店ならではの味わいでしょう!」
という姿勢を見せてほしいのよ。
選択肢を増やせばいいってわけじゃない。
ツウは(基本を押さえた上で)変わった注文をするかもしれないが、それはそれ、これはこれだよ。
……とか思いつつ、下記を注文した。
ほうれんそうとベーコンのリゾット(イタリア米で)
厚切りベーコンがうれしい。
しかし全体的には薄味すぎて、ちょっと物足りない。イタリア米は堅く、いまいち合ってないような印象。こういうものなんだろうか?
※厚切りベーコンがうれしい
ゴルゴンゾーラリゾット(カリフォルニア米で)
こちらも薄味で、あっさりしている。
ゴルゴンゾーラ特有のニオイもないので、食べやすい。柔らかめのカリフォルニア米はまぁ、合っていたと思う。たぶん……。
※食べやすく美味しい
なかなか美味しかったけど、満足度はいまひとつ。
まぁ、私のような客はターゲットではないだろうから、店が悪いわけじゃない。
リゾットはどれほど美味しくなるのだろう?
その答えは得られなかった。