海遊館 / 立体的に海を見よう
2006年 大阪府 #大阪、奈良の旅 水族館じつは海遊館に来る予定はなかった。
昨夜、大阪市内観光をうまく立案できず、急遽、行き先に加えてしまった。水族館はきらいじゃないが、こういう観光施設はなんとなく旅程から外していたんだよね。
しかし結果オーライ。海遊館で過ごした時間はとても有意義だった。こうなると、遠方の水族館も悪くないと思えてしまうから、困ったもんだ。
※入り口にあるアクアゲート
水槽をタテに鑑賞できる
入館者はエスカレーターで8階まで上がって、水槽の周囲をまわりながら、4階まで降りてくる。そのため水槽の水上、水中を繰り返し鑑賞できる。斬新で、おもしろい構造だ。
このあたり、言葉で説明してもピンとこないと思う。また実際に訪れたときも気づかない。ただ海遊館を出たときに、あぁそうかと気づくんだよね。
※水中をびゅんびゅん泳ぐラッコ
※上と下の対決!
※タイミングを待つ
※ぼんやり見てしまう
※降りてこない
ジンベイザメを目撃す
海遊館、最大の目玉は全長4m96cmのジンベエザメ「海(かい)くん」だろう。最初、水槽の屈折で大きさがよくわからなかったが、ゆったり近づくにつれて巨大が認識できた。これは大きい。プランクトンが主食と言うけど、どれだけ食べればこの巨体を維持できるんだ。
※ジンベイザメは大きかった
そのジンベイザメを泳がせる水槽の広さもすごい。3階建ての建物に水を流し込んだような広さだ。これだけ大きいと、地上に水槽があるというより、水中に私たちがいるような感覚になる。おもしろい!
※海遊館の中心に位置する「太平洋の水槽」
※建物の中に水槽があるのか、水中に建物があるのか
海中でひと休み
ありがたいことに、海遊館の端々には休憩スペースがあって、いつでも気軽に腰を下ろせる。足が疲れてなくても、ときおり休憩を挟んだ方がいい。自分でも気づかないうちに興奮(または緊張)して、つい駆け足になってしまうからだ。腰を下ろして、ぼんやり水槽を眺めると、また違った満足感に浸れる。
※なにを考えているんだろう?
※弾丸ペンギン
※おー!
※深海に生息するカニなど エイリアンのようだ
ふあふあクラゲ館
順路の最後に、クラゲ館が出てくる。多種多様なクラゲが水槽に入っているのだが、ライトアップの効果もあって、とても幻想的に見える。
※地球上の生物なのか?
※クラゲが幻想的に見えるとは……
いきものデザイン博
クラゲ館で海遊館は終わりだが、ちょうど「いきものデザイン博」もやっていたので見ていくことにした。特別展のようなものだと思うが、別途に料金はかからない。館内には、水槽を使ったアートがいくつも展示されていた。
※魚の影を展示する
光と影、色と反射、そして変わった形状の水槽を駆使した作品が展示されている。芸が細かい。確かに美しいのだが、魚の生息環境としてどうなんだろう? アートを追求するあまり魚にストレスを与えているとしたら、あまり褒められないのだが、そのあたりの説明はなかった。
※非常に見やすい水槽
おもしろかった
地上に出て海遊館を振り返る。今まで見ていた水槽が地上にあったとは信じられない。海遊館は、これまでなかったタイプの水族館だった。いい経験ができたと思う。
※海遊館の外観:あの中に巨大な水槽が入っているのか
※タグボート
■海遊館
[住所] 大阪府大阪市港区海岸通1-1-10
[開館] 1990年
[料金] 2000円
[URL] https://www.kaiyukan.com/
興奮をさますため、しばらく周辺を散歩する。大阪港に船が出入りしている。そろそろ日が暮れるな。次はWTCを見に行こう。