『戦場の絆』初プレイ
2006年 東京都:新宿副都心 遊園地以前から興味があった『戦場の絆』を初めてプレイした。
『G-link 渋谷道玄坂店』という店なのだが、最近のゲームセンターはすごいね。まぁ、ゲーセンの話はともかく、私たちはさっそく『戦場の絆』にエントリーした。
機動戦士ガンダム 戦場の絆
- 半球状のドームスクリーンを採用したチーム対戦ゲーム。
- プレイヤーは各1機のモビルスーツの操縦を担当し、地球連邦軍とジオン公国軍に分かれ、4対4(もしくは8対8)で交戦する。
- ネットワークを介して、他店舗のプレイヤーも参加できる。
- エントリー料金:300円(初回のみ、カードを作成)
- プレイ料金:500円(2セット・約15分)
※半球スクリーン(p.o.d. パノラミック・オプティカル・ディスプレイ)
ジオン軍大杉
『戦場の絆』はカードなしにはプレイできない。カードはすぐ作成できる。
私は連邦軍を選んだ。支給されたのはジム。
※民間人「ヒラ」が登録されました
そりゃ、魂はジオン軍は属しているけど、これは戦争である。ならば生き残りやすい方を選ぶべきだ。それにエントリーの様子を見ると、ジオン軍の方が待ち時間が長い。
ジオン軍で2回プレイするあいだに、連邦軍は3回は遊べるだろうな。
混雑するのはいいこと、悪いこと?
そんな連邦軍でも1時間待ちだった。
途中で居なくなる人もいるから、いつ名前が呼ばれるかわからない。こりゃ面倒だ。ゲームセンターに勤務する黒侠がいうには、「このくらいの混雑が半年以上つづかないと収支的に厳しい」そうだ。
※ゲーム筐体は大型化、高額化している
しかしプレイする身としては、待つのはつらい。完全予約制にして、2時間くらいプレイさせてほしいよ。
...てな話をしていたら、私たちの番が来た。
はじめは練習ステージ
ポッドに入ると、ものすごく緊張する。
初回は練習ステージと聞いていたけど、操作方法などのガイダンスはなく、いきなり敵と交戦するようだ。しかも敵はCPUではなく、他店のプレイヤーと接続された模様。
……まるっきり実戦じゃないか。
※出撃だ!
準備を終えてサイド7に放り出されると、どっとアドレナリンが吹き出した。
ジム、大地に立つ
いざ戦闘が始まると、周囲なんて見てられない。
ドームスクリーンがあるのに、見えるのは前方1点のみ。
レバーをがちゃがちゃ動かし、むやみにボタン連打。
レーダーはもちろん、自機体力やブーストさえ目に入らない。
※うわ、うわ、うわぁぁーーーーー!!(ガチャガチャガチャガチャ)
インカムで会話できるものの、どうしようもない。
「いま、どこにいるの?」
「ビルの横でザクと交戦中!」
……当たり前か。
しかし、なにをどう見て、どう返事をすればいいのか。
これじゃ協力なんて夢また夢だ。
──長いようで短い15分が終了。
ポッドから出て、大きく息を吐く。
まるで15分間、息を止めていたような緊張感だった。
ゲームは進化したか?
ドームスクリーンやネット対戦はおもしろかった。
しかしゲームそのものは、あまり進化していないように思える。
私の未熟さもあるけど、入門者を大切にしないジャンルに未来はないぜ。
しかし黒侠がいうには、「めちゃめちゃ親切設計」であるそうな。
また、先日知り合ったこのゲームの開発者は、「権利問題が複雑で、アイデアが通りにくい」とボヤいていた。
──いろいろあるんだな。
ともあれ、楽しかった。
また近いうちに行ってみようと思う。