神戸酒心館 / 食事と酒蔵見学

2007年 兵庫県 #神戸旅行 和食 社会見学 酒:利き酒
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もうすぐ13時、腹も減ってきた。

今日の昼飯は、この次に訪れる酒蔵、神戸酒心館に併設された食事処「さかばやし」に決めていた。しかし到着してみると、思いも寄らぬ混雑ぶり。『灘の酒蔵探訪』の参加者ばかりではないようだ。14時から予約した見学会があるので不安だったけど、店員さんに相談して目処を聞き、まぁ、落ち着いて食事をとることができた。

酒心館
※酒心館の入り口

日本酒が中心にあるような、ないような

食事はまぁ、おいしかった。
しかしせっかく灘に来ているのだから、もうちょっと変わったものを食べたかった。蕎麦や豆腐も日本酒に合うけど、「これは!」と思える酒肴には出会えなかった。しかし試しに飲んでみた凍結酒はおもしろかった。神戸酒心館のオリジナル商品らしいね。

「さかばやし」の様子
※「さかばやし」の様子

凍結酒
※凍結酒に酔った

14時からは、神戸酒心館の酒蔵見学に参加した。ちゃんとネットから事前予約しておいた。行き当たりばったりの旅では、こういうイベント参加はできないよね。
URL:https://www.shushinkan.co.jp/

神戸旅行
※案内してくれるおじさんがおもしろい人だった

伝統と効率のあいだに

おじさんは、お酒の昔ながらの作り方と、現在の作り方の両方を教えてくれた。灘五郷というと、昔ながらの作り方(人力と自然による醸造)をしていると思われがちだが、コスト的にも衛生的にも品質的にも問題があるので、やはり近代的な製法をとっている。「それを知って、がっかりされるお客さまもいらっしゃるけど、仕方がないんです」とおじさん。この人自身が製法の変化を見てきたのかもしれないね。

醸造棟
※醸造棟を見学

そして試飲会

酒蔵見学が終わると、試飲会。これまでの利き酒とはちがって、高い酒も大盤振る舞いしていた。おじさんの説明を聞きながら、お酒の風味のちがいを確認していく。おもしろい!

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※みんなで飲みましょう♪

「米を削って作ったお酒は、コスト的に高くせざるを得ない。しかし高い酒がおいしいとは限らない!
おじさんのガンガン主張する。
原料や製法、あるいは税制によってお酒の値段は変わるけど、お酒の内実(楽しみ)は比例しない。言われてみればそのとおりだけど、酒蔵の人が言うと説得力があるなぁ。おじさんがお気に入りのお酒と、この酒蔵でも高い部類に入るお酒を比較させてもらう。なるほど~、値札は関係ないや。

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※おじさんの話を聞きながら飲むと、さらに楽しい。

■神戸酒心館
[住所] 兵庫県神戸市東灘区御影塚町1丁目8-17
[電話] 078-841-1121
[URL] https://www.shushinkan.co.jp/

いやぁ、いい経験ができました。

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