神戸旧居留地散歩 / 考えてみればすごい話
2007年 兵庫県 #神戸旅行 ヘリテージング100選 建物:近代遺産べつに、夜の旧居留地を見たかったわけではない。
たまたまそうなってしまっただけだ。
しかし夜でもライトアップしているので、その姿をちゃんと見ることはできた。もちろん、日中なら内覧できたかもしれないけどね。
居留地とは
開国によって横浜、長崎、函館、新潟、兵庫(神戸)の5港が開港された。
これと同時に欧米人が生活する「居留地」が造成された。居留地は欧米人の技術によって整備され、そこだけヨーロッパ風の街が作られた。
※旧居留地38番館・大丸神戸店
1894年(明治27年)、条約改正によって居留地は日本に返還された。
公園や墓地、消防用具、ガス燈なども神戸市に引き継がれ、日本人の生活の場となった。これ以来、旧外国人居留地(旧居留地)と呼ばれるようになる。
※旧居留地38番館
神戸の旧居留地
ふつう、古い建物は壊して、新しい高層ビルを建てるものだ。
しかし神戸では旧居留地の歴史的価値、ブランド価値を認め、保存と再生が行われた。市民運動と商業資本のコラボレーション。考えてみると、すごいことをやったんだな。
※国道2号線付近
※神戸郵船ビル
※商船三井ビル
神戸税関と日本一短い国道・174号線
フラワーロードから神戸税関に抜ける国道174号線は、日本一短い国道である。
その距離わずは187.1m。起点から終点が見えてしまう距離だ。阪神高速道路の下をくぐっており、夜でも交通量は多かったよ。「日本一短い国道」であることを示す看板は、神戸税関を抜けたところにあって、気づかなかった。
※神戸税関:展示室や中庭を見てみたかったな
3年前に訪れたときは、旧居留地のことなどまるで知らず、ただ通り過ぎるだけだった。知らないものは、目に入らないね。今回の旅でも見落としたものはいっぱいあるだろうけど、神戸の街を再訪できたよかった。