古い建物とエレベータめぐり
2007年 東京都:都心部 建物:近代遺産あなごに満足したあとは、日本橋から銀座をぶらついた。
日本橋高島屋
まずは日本橋高島屋に行ってみた。
この建物も古いよね。
1933年(昭和8年)竣工だから74年前だね。
※高島屋屋上にある空調施設
※なにやら古そうな噴水
※水のみ鳩
※賽銭箱にもマークが!
日本橋高島屋のエレベータ
建物と同じ歴史をもつ、古いエレベータを見てきた。
扉は珍しいジャバラ式。真鍮製だよ。ハンドルで開閉するため、エレベーターガールが常駐している。なるほどエレベーターガールとは、こういう仕事だったのか。
※古~いエレベータ
高島屋では「大いわて展」をやっていた。
いろいろ珍しい食材が売られていたが、腹いっぱいだし、まだ先は長いので、なにも買わずに去った。
岩手よ、またいつか。
COREDO日本橋ってなに?
何度も近くを通りかかったのに、ずっと見たことがなかったんだよね。本日、はじめてその敷地に足を踏み入れたのだが、いやはやハイセンスだね。
※コレド外観
※コレド店内
ここ、5階より上は早稲田大学なんだね。なので展望ロビーもないのか。んー、もうちっと観光スペースが欲しいところ。丸ビル、オアゾ以上に見るものがないよ。
エレベータつながりで、銀座の奥野ビルも見てみることにした。
奥野ビル(旧銀座アパートメント)
知る人ぞ知る有名なクラシックアパート。
1932年(昭和7)年に竣工。当時は小使室や地階の倉庫、男女の区別がされた共同浴室、屋階に談話室、洗濯室などがあったらしい。また地下のボイラーから全館にスチーム暖房を送っていたらしい。
当時のアパートは全体で1つの住居だったんだろうな。
現在はアパートではなく、20あまりの画廊が入っている。
※奥野ビル(旧銀座アパートメント)
実際に見てみると、周辺のビルに比べてひときわ古い。ベランダに生いしげる植物がいい感じだ。
内部に入ると、コンクリートの重厚さがひしひしと伝わってくる。ニューヨークで見たアパートに似ている。
緊張するけど、怖くはない。
※重厚なビル内
どのフロアにも画廊が詰まっていて、金属製、木製、ガラス製など、凝った扉や看板が目にとまる。
変わったセンスの人は変わった場所に集まるよね。
※ちゃんと機能している
ここの目玉(?)は竣工当時からあるエレベータ。
ドアが手動式で、ちゃんと利用できる。重たい「乗り場ドア」と蛇腹の「篭ドア」があって、両方を開閉しないと作動しない。昔の映画で見かけるタイプだ。
動き出すと、篭ドアの向こう側に壁が見える。すげぇ。こんなエレベータに銀座で乗れるとはね♪
※内扉の向こうで壁が動く
◎
このあとも古い建物の写真を撮りながら銀座を歩いた。
そういう目で見ると、このあたりはおもしろいね。
次はガイドブックを持ってこよう。