雨の日の旧岩崎邸庭園
2007年 東京都:東部 ヘリテージング100選 博物館 建物:近代遺産 日本庭園雨がそぼ降る中、旧岩崎邸庭園に行ってきた。
わざわざ雨の日に行かなくても、とは思うものの、雨の日の洋館ってのも風情があってよかった。
旧岩崎邸庭園とは?
三菱財閥三代目・岩崎久彌(ひさや:久弥)の邸宅。
久彌の来歴や、この館が建てられ、接収されるまでの物語も興味深いが、そこは割愛する。要するに、明治時代の大実業家の邸宅が、現在は東京都の管理下にあって、一般公開されているというわけだ。
※雨の中にたたずむ邸宅
本格的な西洋木造建築
旧岩崎邸は洋館と和館、撞球(ビリヤード)室で構成されている。
靴を脱いで、洋館に入る。絨毯の感触が気持ちいい。
いろいろ見どころがあって、じつに興味深かった。
※ジャコビアン様式の飾り柱
※2階のテラスから庭をのぞむ
※この椅子に久彌が座っていた
しっとり落ち着いた和館
実際の生活は和館が中心だったみたい。
単なる西洋かぶれではなかったわけだ。
雨のせいか、屋敷はとても静かな空気に包まれていた。
※角を曲がると、そこは和風
※風格ある大広間
※縁側にて
雨もあがって
縁側から庭園に出てみる。
雨もあがって、雲間から青空が見えた。
※雨上がりの旧岩崎邸庭園
※クローバーに残ったしずく
※撞球室の椅子より
思っていた以上の楽しめた。
本郷三丁目に、こんな歴史建築物が遺っているとはね。
東京にはまだまだ知らない場所があるようだ。
GWは遠くへ行けなかったけど、近所にも発見は隠されている。
もっともっと掘り下げてみたい。
■旧岩崎邸庭園:時の風が吹く庭園
[住所] 東京都台東区池之端
[規模] 面積:1.8ha