アフリカンフェスタ 2007 / クスクスを試そう
2007年 東京都:都心部 世界の味 国:アフリカ 祭り 紅茶・コーヒー日比谷公園の「アフリカンフェスタ」を見てきた。
ぶっちゃけ、私はアフリカのことはぜんぜん知らない。興味もない。
アフリカは物理的にも、心理的にも遠いところだ。
ふだんならスルーするところだけど、もうすぐ「チュニジア料理の会」がある。アフリカ料理をちろっと試しておくのもいいだろう。
アフリカン・フェスタ2007/AFRICAN FESTA 2007
先日の「タイ・フェスティバル」は1国だけど、「アフリカンフェスタ」はアフリカ大陸の33ヶ国が参加している。今年で7回目を迎えるそうだ。
※まだ午前中なのに、けっこうなにぎわいだ
大使館やNGOがブースを並べ、民族料理や特産物を販売したり、ダンスや音楽を披露したりする。写真展示や活動報告、体験イベントもある。
実際に食べた順序とは異なるが、国別に紹介していこう。
ガーナ:ピーナツバタースープ&クスクス(500円)
ガーナ共和国
アフリカ料理といえばクスクス……と教わったので試してみた。
クスクスはデュラム小麦を小さな粒状にしたもの。淡泊だが、粉っぽくはない。そのクスクスに、ほのかな酸味があるスープがかかってる。初めて経験する味だ。こういう料理もあるのか。
嫁に言わせると、記憶にあるクスクスとは異なるらしい。クスクスにも種類があるのかな?
※かつて経験したことがない組み合わせ
セネガル:ファタヤ(500円)
セネガル共和国
気を取り直して、食事を続行。
ファタヤ(ツナなどの具を包んで焼くパフ)を食べてみる。魚のフライなんだけど、やはり馴染みのない調理法だ。これはうまかった。
セネガァァァァァルッ!
※付け合わせのソースがいいね
モロッコ ミントティー セレモニー(300円)
モロッコ王国
最近紅茶ブームなので、アフリカ紅茶を試してみることに。
ビスケットは甘さ控えめと書いてあったが、甘くて、もちっとした食感。
紅茶も甘い。歯磨き粉のようなミント風味。
モロッコォォォーーーッ!
※モロッコ ミントティー セレモニー(300円)
コンゴ:ジンジャージュース(100円)
コンゴ共和国
ミントティーで舌先が変になったので、コンゴ大使館でジンジャージュースでリフレッシュしようと思ったのだが……くはっ! 強烈すぎる!
ジンジャー(生姜)とパイナップルジュースを混ぜたものらしいけど、喉が灼けるよ。
コンゴォォォーーーッ!
ルワンダ:ムシカキとイビシンボ(500円)
ルワンダ共和国
ムシカキは、フライドポテトと牛肉の串焼。
イビシンボは、ルワンダの主食の豆料理のなんだって。
ムシカキ(ポテトと串焼き)はあまり特徴がない。しかしイビシンボ(豆料理)の味は強い。これまた形容しがたいな。まずくはないが、食べ慣れてないので苦手。
しかし嫁の方は気に入ったみたい。もぐもぐ食べてた。
ルワンダァァァーーーッ!
※左のパックがムシカキとイビシンボ、右はウガリ
ケニア:ニャマ・チョマ(600円)
ケニア共和国
珍しい肉料理を求めて、とりあえず注文してみた。しかしこれは牛肉で、冷えてて硬く、味付けもいい加減。むぅー。
※がぶー(頭が陽に灼ける)
ケニアのごはん:ウガリ(500円)
──最後にウガリを食べた。
ウガリは、トウモロコシとキャッサバ(サツマイモに似たイモ)の粉をお湯で練ったもの。日本人にとってのお米のように、ケニア人の食卓には欠かせない料理らしい。
※練って、ウガリを作ってる
午前中はできていなかったので、最後に食べることになった。しかしウガリには味がなかった。ごはんと同じで、おかずが必要だった。
せ、せめて塩があれば……。
今夜はハッシュド ウガリ
食べきれなかったので、家に持ち帰った。
晩飯はハッシュドビーフ。これをかけて食べてみた。
※ハッシュド ウガリ
意外と悪くない。カレーとも合いそう。
結果オーライだけど、ウガリを単品で売るのは反則だと思うなぁ。
ケニアァァァーーーッ!
◎
初めてアフリカ料理を食べてみた。
「おいしい!」とは言えないが、文化の違いを楽しめた。
どの料理にも飾り気がないね。手軽に栄養をとれることが、料理の基本にあるように思う。そんな素っ気なさが、なんとも新鮮に感じられた。プリミティブな味だ。
照りつける太陽のもとで食べたのも、いい経験だったと思う。
さて、これでアフリカ料理の入り口に立った。
来月はチュニジア料理を食べに行こう!
■日比谷公園:ビジネス街の緑のオアシス
[住所] 東京都千代田区日比谷公園
[規模] 面積:16.2ha
[URL] https://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/hibiya/index_top.html