大人になってからの浅草

2007年 東京都:東部 建物:社寺・史跡
[WGS84] 35.714653, 139.79682 - Google Earthで開く(kml)

浅草を訪れるのは何年ぶりだろう?

といっても、すごく前ではない。
結婚前のデートで訪れ、水上バスで日の出桟橋に抜けたっけ。あのとき食べた「ワーラーウィップ」はうまかった。店はもうないけど。

浅草寺
※馬を下りろとな

本堂の天井画

浅草寺は観光客でごった返していた。外国人も多い。
「ここは観光名所なんだなぁ」と実感する。

浅草寺
※大香炉:線香の煙を浴びる

浅草寺
※本堂:こんなに広かったんだ

ふと天井を見上げると、見事な天井画がはまっていた。
川端龍子の「龍の図」と、堂本印象の「天人散華の図」であるらしい。こうした絵画は奈良や京都でないと見られないと思っていたけど、そんなことはなかった。
いや、奈良や京都に行ったからこそ、目に映ったのかもしれない。

浅草寺
※今さら天井画に気がついた

宝蔵門の大草鞋

宝蔵門の裏手にでかい草履がかかっていた。
これは「仁王様の草鞋」と呼ばれるもので、山形県村山市から奉納されている。重さは400kgを越えるらしい。こんな大きなものなのに、今日までまったく気づかなかったよ。

浅草寺
※10年ごとに奉納される巨大草履

合羽橋から歩いてきたので、本堂から宝蔵門、仲見店を抜けて、雷門まで歩いた。いつもとは逆のコースなので、いろんなことに気づいたのかもしれない。

浅草寺
※にぎやかな仲見店

浅草寺
※雷門の大提灯

前回から10年は経ってないけど、なんだか新鮮な感じ。
浅草の様子よりも、自分たちの目が変わったような気がする。たくさん旅して、いろんな神社仏閣を見てきたので、知識や感性が豊かになったかもしれない。

40歳、50歳に訪れたら、またちがった感想を抱くだろう。
そのときは「今日見えなかったもの」が見えているかもしれない。

■浅草寺
[住所] 東京都台東区浅草2丁目3-1
[歴史] 創建:645年