麻布そば / そば屋で食べるうどんとラーメン
2007年 東京都:都心部 うどん ラーメン一の橋交差点の近くに、「麻布そば」という店がある。
よくある立ち食いそば屋と思っていたら、讃岐うどんの名店らしい(自称)。だったら「麻布うどん」にすればいいのにと思いつつも、味を試してみることにした。
※ずっと工事中の一の橋交差点
店内には張り紙がたくさんあって、どこそこのランキングで1位になったとか、麺がちがう、ダシがちがうといったウンチクが書かれていた。そのくせメニューは多種多様で、カレーもある。うーん……。
讃岐うどんらしいかどうかは別として
「讃岐うどん」というメニューはないので、かけうどんと牛すじ丼のセットを注文。ツユも麺も冷たくする「ひやひや」を選択した。
食べてみると、薄口のツユにコシのある麺。大騒ぎするほどではないが、シンプルに、素朴に楽しめる味だ。
※じつにシンプル
牛すじ丼は薄すぎ
牛すじ丼は味が薄すぎる。醤油と七味唐辛子をかけて、まぁ、喰えるようになった。これならカレーの方がよかったかも。
※このセットはどちらも薄味だった
店を出るとき、また張り紙が目に留まった。
「讃岐ラーメン」なるものがあるらしい。よし、次はこれを試そう!
◎
翌週、ふたたび「麻布そば」にやってきた。
懸案だった「讃岐ラーメン」を注文。濃い/薄いを選べるので、濃いを選択した。
讃岐うどんのツユを使ったラーメン
食べてみると、うーん、たしかにうどんのツユだ。
そこに背脂が浮いている。ラーメンのスープにしては甘いが、うどんのツユにしては濃い。甘くて濃いぃ。麺は細くて固い。生煮えの棒ラーメンみたい。
このツユと麺に、ラーメンの具は合わないなぁ。
※これが讃岐ラーメンだッ!
「讃岐ラーメン」はよっぽど自慢らしく、いたるところに解説が書かれている。とても長いのだが、その末尾を紹介しよう。
……自店で讃岐うどんのだしを取っている店にしか出せない。これが讃岐ラーメンの定義であり、最大のこだわりです。まぁ、赤字の部分が私の感想ね。
こだわっている割に何でも屋だな、ラーメンもやるのかと思われたくは有りません。
こだわっていることはわかったが、うまいかと聞かれると微妙。
自画自賛の貼り紙が多い店は気をつけよう。