みたままつりと遊就館 / 祖父たちの青春を想う

2007年 東京都:都心部 建物:社寺・史跡 戦跡・軍事施設
[WGS84] 35.695336, 139.743202 - Google Earthで開く(kml)

靖国神社の「みたままつり」を見てきた。

台風4号の接近で朝まで土砂降りだったけど、午前中には雨もあがった。また降るかもしれないが、せっかくなので出かけることにした。
家を出たのは16時。
朝から晴れていれば、いろいろ見てまわれたのになぁ。

どんより重たいが、流れは速い雲
※どんより重たいが、流れは速い雲

「見た・まま・釣り」ではない
※「見た・まま・釣り」ではない

もうすぐ日が暮れる
※もうすぐ日が暮れる

きみは遊就館を知っているか?

いつもは17時閉館の遊就館だが、みたままつり期間中は21時閉館となる。靖国神社を訪れること4回目にして、ようやく入場できた。

零式艦上戦闘機
※零式艦上戦闘機

遊就館とは、要するに「軍事博物館」である。
幕末の内乱から太平洋戦争に至るまでの軍事関係の資料が多数収蔵・展示されている。

なぜ日本は戦争をしたのか? 当時の世界はどんな情勢だったか?
日本はどう戦い、どう敗退していったのか?
そして兵士たちの素顔はいかなるものだったか……?

歴史にはいろんな視点がある

遊就館の展示は、靖国問題に付随して批判されることが多い。
いわく「侵略戦争を美化している」とか「過去を反省していない」とか。そうした意見を述べる人はどれほど多くの資料を見たのだろうか? 一定の歴史観のみ正義とし、それに反するものにフタをする姿勢が正しいとは思えない。

八九式15センチ加農砲
※八九式15センチ加農砲

日本が悪だったとする歴史観は教科書で学べる。
遊就館では、そうではない視点を学べる。

もちろん、これが真実とは言わない
自分が生まれる前に終わった戦争の真実など、わかるはずもない。
ただ、こういう視点もあることは多くの人に知ってほしい。

英霊たちの御霊をまつる

遊就館を出ると、どっぷり夜も更けていた。
──みたままつり。
遊就館で歴史をふり返ったあとに見ると、なんとも感慨深い。

戦歿者246万6千余柱の「みたま」を慰める
※戦歿者246万6千余柱の「みたま」を慰める

今年で61回目を向かえる
※今年で61回目を向かえる

なかなかきれい
※なかなかきれい

献灯
※献灯

参道の大型献灯は壮観
※参道の大型献灯は壮観

大型献灯
※大型献灯

雨上がりなので人は少ない
※雨上がりなので人は少ない

ずっと見たかった「みたままつり」と「遊就館」。
それらを同時に見ることができて、私は満足だった。

22時過ぎ、私たちは帰路についた。

■靖国神社
[住所] 東京都千代田区九段北
[歴史] 創建:1869年(明治2年) 東京招魂社
[URL] https://www.yasukuni.or.jp/