麻布永坂 更科本店 / 老舗三すくみ

2007年 東京都:都心部 そば 和食
[WGS84] 35.656656, 139.736684 - Google Earthで開く(kml)

更科(さらしな)といえば、砂場、藪と並び称される蕎麦屋の老舗。

この更科系統は現在3店舗あるんだけど、すべて麻布に集中しており、名前も似通っていてわかりにくい。

更科(さらしな)3店舗
  • 「総本家更科堀井(信州更科布屋総本家)」
  • 「麻布永坂 更科本店」←いまココ
  • 「株式会社永坂更科布屋太兵衛」

どこが本家筋で、どこが布屋の系譜と言った論議はほかにゆずるとして、今日は「麻布永坂 更科本店」に立ち寄ってみた。日記はないけど、「永坂更科」は数年前に試したことがある。

麻布永坂 更科本店
※新一の橋の交差点角にある

麻布永坂 更科本店

店内は意外と広く、テーブルや小上がり席もある。

麻布永坂 更科本店
※薄暗く、古風な店内

メニューを開くと、いろんな蕎麦がずらっと並んでいた。
簡単な説明もあるけど、よくわからない。「もり」「ざる」「かけ」「せいろ」はどうちがう? 老舗なら、メニューで2つ3つで十分なんじゃないの?
ともあれ私は「もり」を注文した。

麻布永坂 更科本店
※メニュー、多いよ

うまい蕎麦とは?

更科の特徴は、精製度の高い蕎麦粉(更科粉)を使った白く高級感のある蕎麦(更科蕎麦)にある。
「永坂更科」で食べた更科蕎麦がまさにそれだった。このへんは好みになるだろうけど、私は蕎麦粉の風味が強い方が好きなので、更科蕎麦は物足りなかった。

麻布永坂 更科本店
※海苔のかかったせいろ?

しかし今日食べた「もり」も、見た目に反して風味は弱かった。つゆも甘めで、藪ほどのインパクトがない。
その名前の響きほどの満足は得られなかった。

うどんに比べると、蕎麦の味は語りにくい。
蕎麦は舌ではなく、喉で味わうものなのだろう。だとすれば、上品で高価な蕎麦ほど楽しみづらい。萎縮してしまうからね。貴重な蕎麦を求めれば求めるほど、気軽に楽しみが減ってしまうのかもしれない。

ま、これも1つの経験だ。
ごちそうさまでした。

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