第31回 目黒のSUNまつり / あえて並ばず
2007年 東京都:南部 さんま先週につづき、今週も「目黒のさんま」を食べてきた。
先週は品川区による「目黒のさんま祭り」。
今週は目黒区による「目黒のSUNまつり」。
結論から言うと、「SUNまつり」の方が気に入った。
見どころが多いし、いろいろ心配りがされている。
まぁ、どんな感じだったか紹介しよう。
※今日は暑かった
またもや数千人の行列
目黒川の両岸に、ずらーっと人が並んでいた。
まだ開場前だというのに、すさまじい行列だ。川沿いの道には木陰があるものの、この暑い日に並ぶのはつらい。
よって当初の予定通り、私たちは行列を無視した。
※どこまでも人が並んでいる
※行列をパスして、会場に入る
※ブルーシートが敷かれ、たくさんのブースが設営されていた
すり身汁をゲットだぜ
私たちは二手に分かれ、並んだり買ったりした。SUN祭りは、さんま以外の目玉が多い。しかし行列に並んだあとだと品切れになってしまうのだ。
なので、本命のさんまは無視して、それ以外を追うことにした。
※すり身汁(100円):限定1,600杯 うまー♪
気仙沼のさんまで作られたすり身汁を食べる。
ほのぼの、うまい。
これはわが家でも作ってみたいな。
※物産展もどえらい混雑だ
※中央の休憩スペースで食べられる
無料のずんだ餅配布はスタート20分で終了。
鮪のかま焼きも間に合わなかった。
いくらなんでも早すぎるぜ。
さんまはうまそうだった
ちらっとさんま焼きコーナーを見てみる。
気仙沼の人たちが、炭火でさんまを焼いている。
やっぱりうまそうだなぁ。チクショー。
※もうもうたる煙
※みんなゴーグルをつけてる
※客と対面しながら焼く
※いい感じに焼けちょる
※炭焼きブースの端っこ
※ほい、一丁あがり!
対面式はいいね。
焼けるのを待つあいだ、さんまを食べるコツや気仙沼の郷土自慢なんかを聞けるんだけど、意外におもしろい。
まさに"ふれあい"だと思った。
大使館や区役所も出店
ドイツ連邦共和国
目黒川を渡って、区民センターの方へ行ってみる。
SUN祭りはもともと区民のまつりだったので、区内の大使館も出店していた。アルゼンチンやジャマイカ、ケニア、スリランカなどの料理が並んでいる。もはや「さんま」は関係ないな。
※ジャーマンドッグを食べた 味はいまいち
※中庭には、区役所のブースが並んでいた。
年金相談、介護相談、税務相談、点字や手話の案内......。
「まつり」からも遠ざかっているな。
でも、区が主催している感じがして、おもしろかった。
気仙沼・さんまの姿寿司
夕方、買ってきたものを食べた。
まずはさんまの姿寿司。さば寿司の要領で、さんまを寿司にしたようだ。身は柔らかく、酢もきつくない。ごはんもふんわりしてる。むぅ、不思議な味わいだ。さんまの味がしないのだが、ではなんだと聞かれても困る。うまかった。
※初めて経験する風味だ
気仙沼・さんま笹寿司(蒲焼寿司/卯の花寿司)
池袋の「宮城ふるさと館」まで買いに行こうと思っていたが、今回の物産展で見つかった。ラッキー。蒲焼寿司はふつうにおいしい。もぐもぐ。卯の花寿司は特殊すぎる。さんまの味が、卯の花に吸収されている。さんまの身は小さくないのに、ぜんぜんわからない。
※ほえー、これまた変わってた
大分県・鶏めし
大分県のブースでは、大九州展で食べた「鶏めし」が売られていた。即購入。やっぱりうまいねぇ。
秋田県・ずんだ餅2種
ずんだ餅も買ってきた。
デザートとして食べる。うまうま♪
※ずんだを包むか、ずんだで包むか
まぁ、炭火焼きに未練がないと言えば嘘になる。しかし今日はこれでよかったのだ。暑いのも、並ぶのも耐えられない。「目黒のさんま」のエピソードを知っている人なら、「目黒のさんま」が特殊でないこともわかってるはずだ。
気仙沼のさんまはスーパーで売っているだろう。
近いうちに、家でもさんまを食べよう。
第12回 目黒のさんま祭り | 第31回 目黒のSUNまつり | |
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訪問日 | 2007年9月9日(日) | 2007年9月16日(日) |
主催 | 品川区 | 目黒区 |
場所 | 目黒駅の前 | 駅から少し離れた公園とその周辺 |
さんま | さんま(岩手県宮古市)+ すだち(徳島県) |
さんま(宮城県気仙沼)+ かぼす(大分県) |
特長 | さんまが主役。物産展や福引き、寄席などもあるが、規模は小さい。 | さんまは全体の一部。物産展が充実し、大使館や区役所も出店している。 |
感想 | さんまを焼いて配布している感じ | 区民まつりとして楽しめる |
行列 | 2~3時間の大行列 |