新宿伊勢丹 山形美味物語 / 麩の煮付け, 麩饅頭, 鯉の甘煮, くぢら饅頭
2007年 東京都:新宿副都心 建物:デパート 物産展 郷土料理伊勢丹地下で『山形美味物語』が開催されていた。
ほんとに偶然で、これを見に来たわけじゃない。しかしいい機会なので、山形の味を買っていくことにした。ふと気づく。
(山形の味ってなんだろう?)
山形県の郷土料理で思いつくのは「芋煮汁」と「玉コンニャク」だけだ。私は悩みつつ会場をめぐって、いくつかの商品を買って帰った。
※たまたま開催していた山形美味物語
麩の煮付け ~麩料理・すず木
味付けは濃いのに、あっさり食べられる。油揚げの内側みたいな味。うまい。ご飯のおかずになる麩だった。
※目をつぶって食べたら、麩とはわからないだろう
麩(ふ)は日本全国で作られているが、主要産地を挙げると、生麩や飾り麩は京都や金沢、揚げ麩は宮城、焼き麩は新潟、山形、沖縄が有名らしい。
つまり、山形名産なら焼麩を買うべきだった。ぬぅ。
麩饅頭 ~麩料理・すず木
以前、「半兵衛麩」の笹巻麩まんじゅうを食べたことがあるが、外見はそっくり。
比べると、食感がより強い。固いわけではないが、食べごたえがある。あんこは甘過ぎるかな。呑み込む寸前、麩を食べていたことがわかる。
※笹の葉もいい香り
鯉の甘煮 ~鯉の六十里
山形と言えば鯉らしいので、甘煮を買った。
食べてみると、身が柔らかい。すり身のようだ。甘いタレと相性もよく、おいしい。しかし鯉は骨が多いね。お店の人によると、圧力鍋で何時間も蒸すと骨も鱗も食べられるらしい。
山形の人は鯉をたくさん食べるのかな?
※食べにくいけど、おいしかった
くぢら饅頭 ~くぢら餅本舗(株)明友
「山形人はみんな食べてますよ」と店員に薦められ、1本買ってみた。
「くぢら」といっても鯨肉ではなく、もち米とうるち米を石臼でひいて、砂糖やくるみと混ぜて蒸したものだって。なので厳密には餅ではない。
※粘土みたいだ
※ぶ厚く切って、オーブンで焼いてみた
食べてみる。さっくり歯がとおる。
餅のような弾力はない。「ういろう」や「ゆべし」に似てるかな。くるみの風味がいいね。弾力を楽しんでいると、つい食べ過ぎてしまった。
私は山形県に行ったことがない(青森も岩手も福島も行ったことがない)。
どんなところなんだろう? なにがおいしいんだろう?
いつか、行ってみたいね。