Osakaya / 新宿駅に一番近いベルギービール
2007年 東京都:新宿副都心 国:ベルギー 酒 酒:ビール「ベルギービールの専門店が、新宿駅のすぐそばにありまっせ」
というboulifaさん情報に釣られて、また新宿に来てしまった。
新宿は乗換駅なので、ふらっと立ち寄れてしまうのだ。ベルギービール探訪はちょっと間隔を空けるつもりだったが、駅を出てしまったんだから仕方がない。私たちは新宿ルミネエストへ向かった。150種類のベルギービールを揃える「Osakaya」は、ファッションコーナーの奥にあった。
※Osakaya:ちょっと場違いなところにある
マニア向けの店
そんなに大きくはないが、ワインとベルギービールが詰まっている。右側の壁はワイン、左側はベルギービールに埋め尽くされている。ここより大きな酒屋はいっぱいあるが、ベルギービールにこれだけの面積を使っているところもない。
※壁一面のベルギービール
まさに専門店。以前の私なら、見向きもしなかっただろう。お客が来るのか心配になるところだが、数名の"マニアっぽい"客が物色していた。ベルギービールのラベルを見る目がちがう。
例によって今回も3銘柄を買ってみた。
グリゼット フリュイ デ ボワ(Grisette Fruit des Boise)(460円)
ブルーベリー、ラズベリー、ビルベリーの3種類のジュースをブレンドしたビール(といっても、3種の味は識別できない)。甘みと酸味がある典型的なランビックだ。
たぶん3ヶ月前に飲んだら、びっくりするほど特徴的なビールと思っただろうが、今となってはあまり個性を感じない。この系列なら、やっぱりベルビュー・クリーク(Belle-Vue Kriek)がいいね。
※よくあるランビック
リンデマンス ファロ(Lindemans Faro)(820円)
ファロは、ブラッセルズ神田店で飲んでいるのだが、味を思い出せなかったので再挑戦した。飲んでみると、なるほど自分が日記に書いたとおりの味だった。
醸造行程でキャンディーシュガーを入れているので、けっこう甘い。ビールが苦手な女の子もくいくい飲めるけど、あっという間に酔いがまわるのでけっこう危険だ。
※ラベルを見ながら飲むと、気分は変わる
常陸野ネスト ホワイトエール(350円)
ホワイトエールを飲みたくて、ヒューガルデン ホワイト(Hoegaarden White)を買うつもりだったのだが......これに浮気してしまった。フクロウマークの常陸野ネストは、国産のベルギービール、いわゆる地ビールというやつだ。グラスに注ぐと、うっすら濁っているのがわかる。飲むと喉に苦みが、鼻に香味がぶつかる。むぅ、国産でもこんなホワイトエールがあったのか。
※しっかりした味わいだ
......やばいな。
ベルギービールから地ビールにシフトしたら底なしだ。このあいだまで地ビールなんてどうでもよかったのに、最近はむくむく興味が湧いてきた。やばい。
果てのない旅の楽しみ方
嫁は、あらかじめ飲みたいリストを決めていた。
リストはだいぶ減ったが、あと2~3銘柄がどうしても見つからない。Osakayaでもコンプリートできなかった。だがそれは、リストに問題があると思う。ベルギービールの銘柄は800以上あって、ビール好きのありとあらゆる嗜好に応えている。これだけ探して見つからないってことは、その銘柄は特殊すぎるんじゃないの?
まぁ、本でちらっと見た銘柄に幻想を抱くより、今あるビールを飲んだ方がいい。
同じビールを繰り返し飲んだっていいじゃないか。
どうせ果てのない旅なのだから。
◎
新宿に専門店を見つけたことで、手軽にベルギービールを買えるようになった。
あとはまぁ、計画的なご利用が大事だよな。