三津谷集落・煉瓦蔵の室温

2007年 福島県 #福島ぶらり旅 博物館 建物:日本家屋 社会見学
[WGS84] 37.682092, 139.903218 - Google Earthで開く(kml)

煉瓦造りの蔵があるというので、見てみることにした。

喜多方から6kmほど離れた「三津谷集落」にあるようだ。カーナビに住所をセットして走るものの、畑の真ん中にあるため、なかなかたどり着けなかった。車を停めて外に出ると、土と煙と家畜のにおいがした。

三津谷集落 煉瓦蔵
※畑の真ん中を走る

三津谷集落の煉瓦蔵

三津谷集落には、大正時代に建てられた煉瓦蔵が5戸ある。散策すると、なるほど煉瓦造りの壁が見えるが、それが珍しい蔵だという印象はない。

三津谷集落 煉瓦蔵
※なるほど煉瓦造りだ

若菜家の煉瓦蔵

嫁が目指したのは4つの蔵がある若菜家。個人の住居だが、内観できるらしい。入場料は200円。
庭先で奥さんがぶどうを仕分けしていた。子どもたちが手伝っている。本当に個人の家だ。蔵を見せてほしいとお願いして、許可をもらう。建て付けが悪く、戸が開かない。苦労していると奥さんが「そこはちがいます。蔵はこちらです」と教えてくれた。ひやひや。

三津谷集落 煉瓦蔵
※三階蔵:1916年(大正5年)築:ここじゃなかった

座敷蔵:1917年(大正6年)築

入ってみると、空気が冷えている。外より寒いんじゃないか? 観光客のために整理されているが、昔が人が住んでいたのだろうか。ここで暮らすのは大変そうだ。

三津谷集落 煉瓦蔵
※部屋の空気が冷えている

農作業蔵:1910年(明治43年)築

もう1つ内覧できるらしい。農作業蔵で、1階は土産物屋のようだが営業してなかった。2階は広間になっていた。
作業蔵は、2007年(平成19)に経済産業省認定の産業遺産に指定されている。

三津谷集落 煉瓦蔵
※正面が農作業蔵、右にあるのは味噌蔵

三津谷集落 煉瓦蔵
※窓には格子がはまっていた

喜多方の生活に触れた

資料館じゃないから、おもしろいものはない。しかし生活の一端に触れることができた。蔵に囲まれた庭で、子どもたちが遊んでいる。この子たちが蔵を受け継ぐのだろうか。

三津谷集落 煉瓦蔵
※2階からの眺め 正面が三階蔵と座敷蔵

三津谷集落 煉瓦蔵
※ぶどうをもらった♪

■三津谷集落
[住所] 福島県喜多方市岩月町三津谷
[料金] 若菜家)200円

帰り際、家の外まで追いかけてきた子どもたちから、葡萄をもらった。とても甘い葡萄だった。

福島ぶらり旅(4泊5日)
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