大塚・チンギス・ハン / モンゴル料理でひと肌脱いだ
2008年 東京都:池袋副都心 世界の味 羊肉大塚でモンゴル料理を食べてきた。
モンゴル国
コトの起こりは、昨年8月に書かれたよねこさんの日記。
脈絡なく「チャンスンマハ」が言及されていた。チャンスンマハはモンゴル料理で、羊肉を塩茹でしたものらしい。都内だと大塚の「チンギス・ハン」という店で食べられる。
それじゃ、みんなで食べに行こう。そういうことになった。
※チンギスハンは大塚駅から見えるところにあった
んで5ヶ月後、計画は実行された。
集まったのは、なべぇるさん。よねこさん、ジョルジョさん、boulifaさん、SNAさん、私、嫁の7人だった。
本格的なモンゴル料理店だった
本物の巨大ゲル(モンゴル式住居)をそのまま利用しており、モンゴルの民族衣装の貸し出しもある。スタッフもモンゴル人が多い。
ちょうどモンゴルとの交換留学生がコンパをやっていたらしく、異様に盛り上がっていた。50代、70代でモンゴル旅行をしている方々のコトバが印象的だった。
※にぎやかな店内
さて、モンゴル料理を楽しもう
食べ放題のコースなので、注文せずとも料理が運ばれてくる。料理名を聞いても、モンゴル語なのでよくわからない。どれも塩味がベースで、簡単なものばかり。小龍包や揚げ物にも羊肉が使われ、独特の匂いがする。それと肉の繊維が歯に詰まって難儀したよ。
※モンゴル料理の数々
私のモンゴルの知識は、漫画『天才柳沢教授の生活』で仕入れたものばかり。大草原で暮らすモンゴルの遊牧民は、モノを所有することに囚われないという。
ここで食べたモンゴル料理は、デリシャスとは言えないが、飾り気のない、プリミティブなうまさがあった。
ミルク酒を試す
いわゆる馬乳酒ではないと思うが、なんだろう?
2°、16°、32°、38°、46°の5種類があって、16°までは白いが、32°以上は無色透明になる。ほんのりミルクの風味がして、美味しかった。
※ミルク酒(左が32°、右が16°)
どことなくカルピスの風味がある。
カルピスはモンゴルの発酵乳ジョッヘをベースに開発されている。牛乳のカル
シウムと、サンスクリット語で醍醐味を示すサルピル
マンダを掛け合わせ、カルピル→カルピスになったそうだ。
カルピスとミルク酒は、同じ源流をもつのかもしれない。
※ミルク酒(2°) けっこう好き
そして、チャンスンマハが登場
ゴロっとした骨付き羊肉が出てきた。
ナイフを押し当て、筋を断ち切り、肉を引きはがす。手は汚れるし、かなり難しい。しかし動物を解体して食べるのは、不思議な興奮があった。
肉をポン酢に付けて食べる。なかなかうまい。モンゴルにもポン酢があるんだろうか?
※これがチャンスンマハだ
※解体作業はたいへん
なにやら盛り上がってきた
ここは団体客だけでなく、店全体で騒ぐところらしい。
モンゴル人のスタッフが司会をつとめ、プレゼントを配ったり、歌を歌ったり、ウォッカの一気飲みなどをやりはじめた。まず幹事のなべぇるさんが連行され、ウォッカを飲まされた。
※なにやら盛り上がってきた
なぜかズボンを脱ぐはめに
大変だな~と思っていたら私にも声がかかった。
よくわからないまま、店の中央に連れられていく。そこでモンゴル相撲の服に着替えろと言われる。モンゴル相撲のスタイルはほとんど裸。よくわからないまま流されて、トランクス一丁になってしまった。
で、モンゴル人の青年と腕相撲して、負けて、ウォッカ5杯を飲むはめに。
冷静になって考えると、とんでもないことをしてしまった。
あまりにも恥ずかしいので写真はナシ。
時間を延長して飲みつづける
飲み放題の2時間は過ぎたが、そのまま延長して飲みつづけた。
店全体の宴会もつづき、ほかの参加者もウォッカを飲んだり、歌を歌ったりした。
※見知らぬ客の誕生日を歌で祝福するなべぇる氏
──23時過ぎに解散。
いやはや、とんでもない宴会になってしまった。
しかしまぁ、2008年最初の集まりにして、ちょうどよかったのかもしれない。
今年もいろいろがんばろう。