光が丘公園 / たまに訪れるバードサンクチュアリ

2008年 東京都:西部 光が丘公園
[WGS84] 35.765292, 139.628012 - Google Earthで開く(kml)

光が丘公園には、"バードサンクチュアリ"がある。

あまりにも身近にあったので、その価値に気づいていなかったが、こうした野鳥観察ができる公園は数えるほどしかないようだ。
光が丘公園のバードサンクチュアリ(観察舎)は、毎週土日・祝祭日に開かれる。入場無料なので、買い物の帰り道などにぶらりと立ち寄っている。

サンクチュアリの意味

サンクチュアリは「聖域」と訳されるが、その意味は「避難所」に近い。
行き場をなくした人が最後に駆け込むところと考えると、バードサンクチュアリの名前は重い。

観察舎
※観察舎の様子

光が丘公園のバードサンクチュアリは小高い丘にあり、池や樹林が造成されている。一帯はフェンスで区切られ、やんちゃな子どもや犬などの侵入を防いでいる。

気軽で難しいバードウォッチング

観察舎には望遠鏡が設置されているので、手ぶらで野鳥観察できる。
真っ白で微動だにしないアオサギはすぐ見つけられるが、樹上のオオタカを見つけ出すのは困難だ。あっちこっち探していると、親切なオジサンや子どもが、どのあたりだよと教えてくれる。その方向を向いても、鳥に気づくのは大変だったりする。

光が丘公園のバードサンクチュアリ
※倍率が高く、とても見やすい望遠鏡

双眼鏡で見ると、立体的に、とてもきれいに見える。
試しに一眼レフを接眼してみたが、うまく撮れなかった。実際に双眼鏡で見た方がずっときれいだよ。
この日はアオサギが見えなかった。アオサギなら、手持ちのレンズでも撮影できそうなのだが、カメラをもっているときは遭遇しないんだよね。

光が丘公園のバードサンクチュアリ
※間違い探しのようだ

光が丘公園のバードサンクチュアリ
※オオタカ:目で見た方が美しい

光が丘公園には「野鳥撮影の会」があって、その写真が公開されることもある。
鳥たちの一瞬の描写を見ていると、自分も撮ってみたくなる。
しかしそのためには百万円クラスの超望遠レンズと、車がないと持ち運べない大型三脚がいる。デジスコ(=デジタルスコーピング:望遠鏡に一眼レフを取り付けて撮影すること)にすればケタが1つ減るものの、やはりお金と手間がかかる
足を踏み入れるには、覚悟が要りそうだ。

園内の鳥たち

バードサンクチュアリの前には「昆虫原っぱ」という野原があって、バッタなどが繁殖している。これは野鳥たちのエサとなり、多様な鳥をサンクチュアリに招いている(ハトやカラスもやってくる)。
私は虫が苦手なので近づかないが、季節の変化が感じられるのはいいね。

昆虫原っぱのススキ
※昆虫原っぱのススキ

けやき広場前の池には、たくさんの鴨が泳いでいる。
人間を恐れず、目の前をウロチョロするのは可愛いというか、図太いというか。おもしろいのは小さな子どもたちの反応。鴨を追いかけたかと思えば、逆に追われたり。互いにどう見ているんだろう。

光が丘公園のバードサンクチュアリ
※クアッ、クアッ、クアッ、クアッ~

光が丘公園のバードサンクチュアリ
※ときおりバシャバシャと水を跳ね上げる

びっくりするようなものはない。
素晴らしい体験ができると期待して訪れると、がっくりするだろう。私も、あえて日記にすることかどうか迷っていたが、日常の1コマとして記録しておくことにする。

関連:バードサンクチュアリのある公園

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