光麺(こうめん)はそつがなく
2008年 東京都:新宿副都心 ラーメンなんとなく食べてみたかったラーメンの1つが、光麺(こうめん)である。
どこでその名を見たのか、どんな文脈だったのかは忘れたが、ちょうど昼飯時に時間がとれたので、新宿南口店に立ち寄った。威勢のいい店員に案内され、2階席に座る。
※光麺・新宿南口店
カウンターには小型テレビがはめられ、光麺の紹介映像が流れていた。映画や音楽のCMもある。ラーメンなんて回転が速いし、うつむいて食べるものなのに、どれほど効果があるんだろう?
熟成光麺(730円)
私は例によってスタンダードなメニューを注文。食べてみると、ふつうにおいしい。とんこつスープも中太麺もいい感じ。ランチタイムサービスでつけた味付け卵も、味付け卵はこう作れという見本みたいな出来映え。メンマは大きくて、食べ応えがある。
どの要素も平均以上で、まったく偏りがない。なんの不満もないのに、あまり印象に残らないラーメンだった。
※すべてが平均以上なのだが
※食べごたえのあるメンマ
焦がし担々麺(880円)
嫁は変化球で、黒い担々麺。運ばれてきたどんぶりを見てびっくり。本当に黒い。しかし黒いのは表面だけで、スープそのものは白い。いや、白い層があるというべきか? 食べてみると、これまたグッド。麺との相性もいい。大きな角煮みたいなものが入っていたと思うのだが、なんであるか確かめずに食べてしまった。挽肉のかたまりだったのかな?
※本当に黒い
※スープは白い?
ソツのないおいしさ
おいしかった。すべてが平均以上だ。しかし裏手にある肥後のれん(熊本ラーメン)や、ときせい(みそラーメン)のような個性はない。比較すれば光麺の方がおいしいのに、なにか物足りない。うーん、不思議だ。
まぁ、食べてないメニューも多いから、また来るとは思うけどね。