五反田 オイスターバー東京 / 味のわからない男を探せ

2008年 東京都:南部 ソフトクリーム・氷菓 牡蠣
[WGS84] 35.627732, 139.725436 - Google Earthで開く(kml)

「オイスターバーに行こうよ」とN氏が言い出した。

オイスターバーなら行ったことあるよ」と答えたが、話が食い違う。どうやら五反田にもオイスターバーあるらしい。調べてみると、オイスターバーは至る所にあった。知らなかった。
というわけでN氏とL氏、私の3人で行くことになった。

オイスターバー東京
※五反田 オイスターバー 東京 / リンクス Tokyo Oysterbar

飾り気のない店内

こぢんまりした店だった。なんというか、外国のお店みたい。案内されたテーブルはステンレス製。皿もフォークも飾り気がない。おもしろい。

オイスターバー東京
※2階に案内された

本日の生牡蠣の盛り合わせ

メニューを開くと、生牡蠣ばかり数十種類も並んでる。
「ここの牡蠣は世界中から調達するから、いつでも旬なんだよ」
とN氏。それはいいけど、どう選べばいいのか。盛り合わせがある。これにしよう。

オリンピア、女川、サドルロック、バロンポイント、春香
※オリンピア、女川、サドルロック、バロンポイント、春香

「時計回りに、味が淡泊な方から順に食べていくといいですよ
店員さんの薦めに従って食べていく。どれもおいしい。そして風味のちがいがおもしろい。比べれば、濃厚な方がより印象に残ってしまう。なるほど、これは食べる順序が重要だ。うまうま♪

いろんな牡蠣料理

生牡蠣を平らげると、いろんな牡蠣料理を試してみた。

  • カンカル&サンミッシェル...ブロンの焼きガキ。いきなり味が濃厚すぎたか。
  • クラムチャウダー...かなり上品。でもおいしかった。
  • ジャンボ牡蠣フライ...これは強烈。牡蠣の旨味がつまってる。
  • 牡蠣ステーキ...意外にふつうだった。
  • 牡蠣チャーハン...牡蠣が細切れになっている。

クラムチャウダー
※上品なクラムチャウダー

クラムチャウダーには特別な思い入れがあるが、今日食べてみて、それが猛烈に美化されていることがわかった。ニューヨークで食べたクラムチャウダーは、ニューヨークでなければ食べられない。もう幻想を追いかけるのはやめよう。

オイスターバー東京
※牡蠣ステーキ:鉄板の上に貝殻があるのはおかしくない?

味が濃い方が勝つ

あれこれ食べてから、なにがうまかったかを考える。すると、後半に食べたジャンボ牡蠣フライの得票が多かった。やっぱり味が濃い方が勝つんだな。もう1度、生牡蠣を食べたくなったが、だいぶ濃度が上がってしまったので、今夜は見合わせた。生牡蠣は最初でないと駄目だ。

牡蠣フライ
※分厚い衣の中に、牡蠣がたくさん詰まった牡蠣フライ

酸味の強い黒ビール

牡蠣にはギネスがよく合うと言われている。しかしメニューにギネスはなく、黒ビールがあったので、それを注文。酸味の強い黒ビールだった。牡蠣料理との相性は悪くないが、生牡蠣のときに飲めばよかったな。この黒ビール、L氏は気に入ったけど、N氏は苦手といい、私も途中でハーフ&ハーフに切り替えた。次はワインを試してみたい。

プレミアム(N)、ハーフ&ハーフ(H)、黒ビール(L)
※プレミアム(N)、ハーフ&ハーフ(H)、黒ビール(L)

本日の味がわからない男

いろんな話をしながら食事をして、デザートは牡蠣アイスクリームにした。L氏は「牡蠣の味がするね!」と言うのだが、私にはわからない。となりのN氏もわからないと言うので焦った。N氏の仲間になりたくない
「ん、あぁ、わかった。たしかに牡蠣の風味がするね!」
問題を解いた生徒のように、N氏は得意げに言い出した。ホントかよ。結局、《本日の味がわからない男》は私になった。

牡蠣のアイスクリーム
※牡蠣のアイスクリーム

3人で食べて、飲んで、話して、愉快な夜を過ごす。いつも新宿界隈で飲んでいるけど、こうして少し足を伸ばすのもいいね。東京には知られざるうまい店がたくさんあるから、楽しみは尽きない。

ごちそうさまぁ♪

■TOKYO OYSTER BAR トウキョウオイスターバー
[住所] 東京都品川区東五反田1-11-17
[電話] 03-3280-3336
[URL] https://www.oysterbar.jp