旅行  2008年05月16日(金) の東京都:池袋副都心 にて

自由学園明日館 / 動態保存のモデル

(map)

[WGS84] 35.726698, 139.707231 - Google Earthで開く(kml)

自由学園明日館(みょうにちかん)を見学してきた。

ここも古い建物で、夜桜の名所としても知られる。桜の季節ではないが、建物を見学していこう。池袋駅メトロポリタン口より歩くこと5分。住宅地の中に明日館はあった。わずか5分で町並みがずいぶん変わるもんだ。

動態保存のモデル・自由学園明日館
※自由学園明日館

大正時代の学校だった

1922年(大正11年)の竣工。帝国ホテルを手がけたフランク・ロイド・ライトとその弟子・遠藤新の共同設計。大正時代、子女教育を目的として設立。その後共学になり生徒数が増加。収容しきれなくなったため、学校は東京都東久留米市に移転された。

動態保存のモデル・自由学園明日館
※Rm1925(現在は会議室)

話は逸れるが、現在の自由学園は幼児生活団から最高学部(4歳~22歳)までの一貫教育校。自労自治の精神に基づき、ほぼ全員が寮生活し、校舎の維持や給食の調理も生徒自身が行っている。18年間の学園生活って、どんなものなんだろう?

ガイドツアーに便乗

ほどよくガイドツアーが始まったところだったので、便乗させてもらう。学園の教室や講堂をめぐって約1時間。やはりガイドさんがいた方がわかりやすい。ラッキーだった。

動態保存のモデル・自由学園明日館
※教室(婦人之友社展示室)

動態保存のモデル・自由学園明日館
※食堂の様子

とても小さな学校

写真で見ると大きく感じられたが、実際に見ると小さい。というか低い。意図的に天井を低く設計したそうだが、それにしても低い。アメリカ人のライトにとっては、ホビットの建物のように感じられただろう。

動態保存のモデル・自由学園明日館
※天井に手がつく

素朴だが、デザイン優先

非常にデザイン性が強い建築物で、細かなところにも意匠が施されている。しかし実用性よりデザインが優先されているきらいもあり、日本の湿度や長い歳月に負けている部分もある。建物としては旧岩崎邸庭園旧古河庭園に一歩ゆずるかもしれない。しかし学校であったことや、後述する動態保存のモデルとしては興味深い。

動態保存のモデル・自由学園明日館
※大教室タリアセン

動態保存された重要文化財

明日館は重要文化財に指定されているが、現在もセミナーやコンサートなどに利用されている。建物は使ってこそ維持保存できるという「動態保存」の考えに基づくものだ。もちろん最新設備などはないが、こういう雰囲気の建物は滅多にないので、利用者は多い。

動態保存のモデル・自由学園明日館
※講堂の窓

ちょっと一服

ホールは喫茶室として利用できる。旧古河邸の喫茶室をスルーしてきたので、ここで一服していこう。私はアイスコーヒー、嫁はアイスティを注文。席に座って、喉をうるおしながら、お菓子を食べる。なにがどうしたというわけではないが、ちょっといい気分。

動態保存のモデル・自由学園明日館
※喫茶室になっているホール

動態保存のモデル・自由学園明日館
※喫茶付き見学は+200円

明日館が設立された当時は、この一帯はなにもない農村地帯だったらしい。86年前か。子どもの数も少なく、夏は今ほど暑くなかったんだろうな。
また1つ、東京の歴史を知りました。

■自由学園明日館
[住所] 東京都豊島区西池袋2-31-3
[電話] 03-3971-7535
[歴史] 1922年(大正11年)竣工
[料金] 喫茶付見学 600円/見学のみ 400円
[URL] http://www.jiyu.jp/

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