都内最後の地下鉄・副都心線を見てきた
2008年 東京都:新宿副都心 交通:鉄道本日開通した副都心線の渋谷駅を見てきた。
といっても、そのために出掛けたわけじゃない。用事の帰りに立ち寄っただけだ。渋谷の地下はいつも以上の混雑で、そこかしこにカメラをもった人がいた。鉄道マニアでもなさそうだ。その中に混じって、私も新しい渋谷駅を見学・撮影させていただいた。
※道案内する係員さん
東京地下鉄副都心線(13号線副都心線)
1972年(昭和47年)に計画が提示されてから、36年目にして全面開通となった副都心線。今のところ14号線以降の建設予定はないから、13号線副都心線が都内最後の地下鉄になるようだ。
仮に14号線が建設されることになっても、東京地下鉄は完全民営化するので、これまでとは違ったアプローチになるだろう。
※ドーム型のエスカレータ
うわさの「地宙船(地中の宇宙船)」は意外に小さかった
新・渋谷駅の見どころでもある「地宙船」は、地下5階(ホーム)から地下3階(改札階)までをぶち抜いている。写真では大きく見えたが、実物はそれほどでもない。デパートではよく見る吹き抜け(アトリウム)だが、地下にあると不思議な感じがする。
※のぞき込むとホームが見える
※地下鉄の熱気をそのまま地上に放出している(地下3階から地上へ)
※あれが構内を冷やす冷水管だろうか
自然換気のホーム
さて、渋谷駅から地下鉄成増駅まで乗って帰ろう。
エスカレータでホームに降りると、塗料の匂いが強くなった。自然換気システムを採用しているので、匂いが抜け切るには時間がかかりそうだ。ホームの温度はふつう。地下にして暑いが、汗をかくほどではない。冷房は動いているが、弱い。地下だけど、屋外にいる感じがする(匂いが地下っぽいけど)。
※地下5階から見た吹き抜け
かなり広い
ホームには4本の線路があり、中央2本は使われていない。この使われていない部分も歩いて往来できるので、ホームが広く感じる。2012年に東横線が乗り入れたら、ここは歩けなくなるのかな?
※中央の2本は使われていない
地下トンネルを一望できる
ホームの端まで歩くと、地下鉄のトンネルを見ることができた。こんな風にトンネルが見える駅はなかったな。たくさんの客がバシャバシャ撮影している。驚いたことに、フラッシュを焚くヤツがいる。地下鉄の運転手に向かってフラッシュを焚くとはマナー知らずも甚だしい。係員が必死に注意していた。
※みんなバシャバシャ
※あの向こうから副都心線が入ってくる
最新車両で帰ろう
急行に乗るつもりが間違えて各停に乗ってしまった。それはさておき、電車も新しい。10000系電車だな。電光掲示板の行き先案内やLCD車内案内モニターなど、考えられるかぎりの設備が投入されている。すごいよ。
※これに乗って帰ろう
※貫通ガラス扉:なるほど広く見える
※運転席の様子:あれは置き傘だろうか?
カメラ解禁日
それにつけてもカメラ小僧が多い。ビデオを回しているヤツや、放送をマイクで録音しているヤツもいる。まぁ、おかげで私もカメラを出せるんだけどね。
※つり革トンネル♪
一ヶ月もすれば興味も薄れ、ふつうの地下鉄として認識されるんだろうな。こうして少しずつ、周囲が未来に移り変わっていくのか……。
ともあれオープン記念日に副都心線に乗れたことは、いい思い出になったよ。
東京メトロ副都心線、「期待」乗せ開業-渋谷駅は始発前に行列
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