大谷ホタルの里 / ついにホタルを見た
2008年 埼玉県 公園今夜はホタルを見てきた。
2005年に2度ほど挑戦して、ついに見ることができなかったホタル。秩父や群馬など、遠くまで出掛けないと駄目かと思っていたが、さいたま市の『大谷ホタルの里』で見られるらしい。ネットで得られる情報は少ないが、ヘンに注目される前に行ってみることにしよう。
※見沼田んぼの中にある
大谷(おおや)ホタルの里
車で走ること1時間半、見沼たんぼに到着した。『大谷ホタルの里』は見沼たんぼの散策路の一角にある。かつて、見沼はゲンジボタルの名産地だった。しかし明治以降の都市化で絶滅。近年になって、環境復元のモデル事業としてホタルの里が作られた。
そしてようやく、ホタルの姿がちらほら見られるようになったのだ。
※やや風が強いな……
ホタルがいた!
(ホタルはどのへんに出るのだろう?)
周囲を散策していたら、里から外れたところに人が集まっている。行ってみると、いた! 淡い光がふわわぁーーーっと舞っている。急いでカメラを用意するが、光が弱すぎてぜんぜん写らない。目で見た光景と写真の違いに愕然とするよ。
しかし、きれいだった。光の軌跡が特有だね。ぷかぷか浮かんだかと思えば、風に吹かれて落ちたりする。幻想的だった。
※5...6...7匹くらい飛んでる! 注意:実際には真っ暗です
ホタルの舞は10分くらい
いい画が撮れるまで待つつもりだったが、ホタルの舞は10分くらいで終わった。その後もホタルはいるのだが、あまり動かないのだ。日が暮れたときがチャンスなのかも。ぬぅ~。
大谷ホタルの里は、田んぼの中にあるにもかかわらず交通量が多い。長時間露光していると、何度もヘッドライトにぶち壊されて歯がみした。うまく撮れないなぁ。
※光が弱すぎて写らない
困っていると、子どもが「ほら♪」と声をかけてきた。見ると、手の中にホタルがいる。
(お、おいッ!)
注意しようと思ったが、その前に写真、写真! しかし近すぎて撮れない! と思ったら、子どもはどっかに行ってしまった。まったく親はどこだ。ホタルを捕まえちゃ駄目だろうに!!
もっと見たいけど、そっとしておきたい
ちなみに、ホタルがよく見える条件は下記のとおり。
- 蒸し暑い
- 曇り(雨上がり?)
- 風が弱い
- 月明かりが無いとき
今夜は真逆だったな(涼しく、晴れていて、風が強く、月が煌々と照っていた)。条件が揃えば、さらに素晴らしい光景が見られそうだが、何度も訪れるのは気が引ける。ホタルの光は弱々しくて、まじまじと見るだけで消えてしまいそうなのだ。
※草葉の陰で灯ってる
ともあれ、今夜はよいものを見ることができた。
よかった、よかった♪