旅行  2008年06月20日(金) の神奈川県 にて

旧安保小児科医院 / 鎌倉アジサイ散歩(6/12)

(map)

[WGS84] 35.317524, 139.549421 - Google Earthで開く(kml)

江ノ電で鎌倉駅に移動。ここから鎌倉散歩に切り替わる。

まずは旧安保小児科医院に向かった。大正時代に建てられた病院が、現在も保存・公開されているそうだ。歴史的ないわくはないが、近代遺産つながりで見学してみよう。

鎌倉アジサイ散歩 旧安保小児科医院
※鎌倉駅から歩いて数分、3つの道路が交差する角に建っている

変わったもの、変わらなかったもの

1924年(大正13年)に建てられ、1995年(平成7年)まで医院として使われていた。街角にふつうに建っているので、目の前を歩いても気がつかない人も多いだろう。よく見ると、周囲の建物とは異なる佇まいだ。
考えてみると、変わったのは周囲であって、病院は80年以上変わっていない。変わらなかったものが、変わったものとして注目されるのは不思議なことだ。

鎌倉アジサイ散歩 旧安保小児科医院
※現在は「鎌倉風致保存会」の事務所になっている

1階の診察室を見学

本当にふつうの病院なので、入っていいものか迷う。勇気を出して足を踏み入れると、保存会の人と思われるお爺さんが姿を現した。挨拶して、見学したいと申し出ると、診察室に案内された。見学できるのは診察室のみ。それが仕事なのか、お爺さんがずっと背後から見ているので落ち着かなかった。

鎌倉アジサイ散歩 旧安保小児科医院
※当時の医療器具が残された診察室

私の祖父も明治生まれの医者だった。幼かったころに訪れた祖父の家(病院)も、こんな雰囲気だったような気がする。
天井に鶴の飾りがある。ここは小児科医だから、子どもへの配慮なんだろうな。「はい、あそこの鶴を見てね~」と注意をそらせたスキに、注射や手当をしていたのかもしれないね。

鎌倉アジサイ散歩 旧安保小児科医院
※鶴をかたどった天井飾り

鎌倉アジサイ散歩 旧安保小児科医院
※歴史を感じるカバン

鎌倉風致保存会

宅地開発ブームが鎌倉に押し寄せた昭和30年代末、地元住民たちが古都としての景観や自然を守ろう運動を起こした。大佛(おさらぎ)次郎を筆頭に多数の著名文化人が協力。運動は全国に広がって、鎌倉風致保存会が設立された。
この運動によって「古都保存法」が制定され、開発されそうになっていた御谷山林の買収も成功した。鎌倉風致保存会は日本のナショナル・トラスト第1号とも言われている。
近代遺産は、放っておいて残るものじゃないんだな。

鎌倉アジサイ散歩 旧安保小児科医院
※関係ないけど、鎌倉マンホール

■旧安保小児科医院
[住所] 神奈川県鎌倉市御成町9-1
[電話] 0467-23-6621(鎌倉風致保存会)
[料金] 無料
[歴史] 1924年(大正13年)竣工
[URL] http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/keikan/ks16.html

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