旅行  2008年11月02日(日) の東京都:都心部 にて

にちぎん体験 / 日本銀行の地下金庫見学

(map)

[WGS84] 35.68658, 139.771532 - Google Earthで開く(kml)

日本銀行の見学イベントがあったので、応募してみた。

「にちぎん体験 ~市民講座&企画展」というイベントで、面倒なことにハガキで申し込まなければならない。あまり期待していなかったが、当選の通知が届いた。応募者が少ないのか、イベントが知られていないのか。
朝イチの回に申し込んだので、午前8時半に現地到着。ここを訪れるのは、2005年の丸の内ウォーキング以来だな。

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※日本銀行本店:手前が旧館、左が新館(見えないが右に分館がある)

日本銀行本店:旧館

日本銀行本店は、旧館、新館、分館の3つの建物で構成されている。
このうち見学したのは旧館。ベルギー中央銀行をモデルに建てられた明治西洋建築の傑作。国の重要文化財であり、『ヘリテージング100選』の1つでもある。
なお、旧館を空中から見ると「円」の字に見えるが、これはまったくの偶然なんだって。なぜなら当時は「圓」と記していたからね。

日本銀行の航空写真
※日本銀行の航空写真:大きな地図で見る

ネオバロック建築

建物をぐるっと見てまわる。
日本銀行の建物は「ネオバロック建築」といって、バロック洋式(ドームや柱)とルネッサンス洋式(規則正しく並ぶ窓)の特長を併せ持っている。まぁ、建築の詳しいことはわからないが、石造りの重厚さ、八角形の構造は印象的だった。
「日」の字をあしらった日銀の行章が至るところに彫り込まれており、それを見つけるのも一興だった。

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※中央ドーム:2階は資料展示室、1階は待合室になっている

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※青銅製のエンブレム:千両箱に乗った獅子が、日銀の行章をもっている

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※旧館の裏手(新館側)

撮影・録音禁止の見学会

ほとんどの業務は新館に移っているのに、警備は厳重だった。入館時は身分証の提示だけでなく、金属探知機によるセキュリティチェックまである。その上、建物内部は撮影・録音は禁止だって

撮影禁止
※撮影できないと、楽しみも半減だ

日本銀行の業務を紹介するビデオ上映(約20分)のあと、建物見学(約40分)になる。ビデオ上映はともかく、建物見学はガイドさんの案内もあって、おもしろかった。うぅぅ...撮影禁止が恨めしい。内部の様子を見たい方は、日本銀行バーチャル見学ツアーを参照されたし。

  • 旧営業場 ... 当時はどんな人たちが行き交っていたのだろう。
  • 地下金庫 ... 1896年(明治29年)から2004年(平成16年)まで、108年間使用された。関東大震災時の放水跡が残っていた。
  • エレベーター ... 昭和初期に設置された古いエレベーター。総裁専用だって。
  • 資料展示室 ... 拍子木の音が響く。
  • 廊下 ... 代々の日銀総裁の絵がずららーっと並んでいた。
  • 総裁室 ... 居心地が悪そう。

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※外国に来たような雰囲気

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※中庭の様子

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※馬の水飲み場:ちゃんと水が出るよ

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※エンタシスの柱

市民講座「お金から見る1300年の歴史」

60分の講座があったので受講してみたが、あまりよい内容ではなかった。話が散逸して、非常にわかりにくい。配布されるテキストもまるで駄目。私にやらせろと言いたいくらいだった。

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※外国チックな中庭

企画展「お金の話あれこれ&にちぎん誕生」

ここは予約なしで見学できる。上映ビデオは建物見学前に見たものと同じ。貨幣博物館にもある1億円の重さ体験のほか、小判の重さ体験もあった。この小判(天保小判五十両包み)がけっこう重くて驚いた(約565g)。

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※40億円十束封

もっと気軽に見学させてよ

ふだん、あまり意識しない「お金」や「日銀」について学ぶのはおもしろかった。しかし制限事項が多いのは残念。どうせ使われていないのだから、旧営業場や地下金庫で記念撮影くらいさせてほしかった。親子で写真を撮れれば、いい思い出になるだろうに。
もっと気軽に、もっと多くの見学者を受け入れれば、日銀のイメージ向上になるはず。
ぜひぜひ検討してもらいたい。

■日本銀行 (Bank of Japan)
[所在地] 東京都中央区日本橋本石町2-1-1
[連絡先] 03-3279-1111
[料金] 無料(要予約)
[竣工] 1896年(明治29年)
[URL] http://www.boj.or.jp/

にちぎん体験 - 日本銀行の地下金庫見学
※お土産の日銀券裁断片(紙幣3枚分:3,000~30,000円分)

関連:日本銀行総裁つながりの建物

  • 第4代総帥 岩崎弥之助 - 旧岩崎邸庭園の主人・岩崎久弥の長男
  • 第7代総帥 高橋是清 - 邸宅が東京たてもの園に移設されており、暗殺された部屋も見学できる。
  • 第16代総帥 渋沢敬三 - 渋沢史料館の渋沢栄一の孫

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