旅行  2008年11月06日(木) の東京都:東部 にて

旧三河島汚水処分場喞筒場施設 / 臭くありません

(map)

[WGS84] 35.738313, 139.785265 - Google Earthで開く(kml)

「東京文化財ウィーク2008」で、旧三河島汚水処分場が一般公開される。

赤レンガの古い建物を探して見つけた施設であり、あまり情報が出回っていない。よくわからないけど、もしかしたら暗渠(あんきょ:地下排水溝)が見学できるかもしれない。
ちなみに喞筒(ポンプ)場と読む。知らなかったぜ。

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※都営荒川線:荒川二丁目駅

旧三河島汚水処分場とは?

三河島汚水処分場は、日本最初の近代下水処理場
1922年(大正11年)から1999年(平成11年)までの77年間、東京の衛生を守ってきた。老朽化で閉鎖された後、歴史的価値が評価されて、下水道施設としては初めて、国の重要文化財に指定された

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※旧三河島汚水処分場

内覧できるのは旧主ポンプ室のみ

重文に指定された施設のうち、内覧できるのは旧主ポンプ室のみ。
東・西阻水扉室(そすいひしつ)や濾格(ろかく)室は外から見るだけ。暗渠(流入渠、導水渠など)も見学できなかった。まぁ、下水道だから入れなくても無理ないけど、ヘルメットを被って見学したかった。
もっと注目を集めれば、いろいろ整備されてくるかもしれない。

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※濾格室の灯り

旧主ポンプ室の建物

外から見ると2階建てに見えるが、内部は空洞になっている。樹木に覆われて全体像は見えないが、赤レンガの外壁が周囲になじんでいた。
説明によると、ゼツェッシオン様式(分離派様式・1910年代にヨーロッパを圧巻したアール・ヌーヴォの一環の建築様式)による東京に残る数少ない建築物なんだって。

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※旧主ポンプ室および関連施設がある赤レンガの建物

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※赤レンガがいい感じ

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※中で紹介ビデオが上映されている

耐震補強の鉄骨がニクイ

建物の内側は、巨大な鉄骨で補強されていた。これじゃ、肝心のポンプがよく見えない。しかも見学できるのは、ビデオ上映している一角(魚眼レンズで移っている範囲)のみ。あまりにも狭い。うーん。

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※なんだこの鉄骨は?

このあと、張り出しから内部を見学したんだけど、やはり鉄骨に邪魔されよく見えない。老朽化で閉鎖された施設だから、補強するのは当然なんだけど、もうちょっとなんとかならなかったのか。
東京たてもの園の高橋是清邸よりひどい。

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※ポンプ施設が、鉄骨に覆われている

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※鉄骨の合間から見えた

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※クレーンのペンキがはげてる

第2の人生をスタートしたばかり

国の重文に指定されたのは昨年12月。施設は古いが、文化財としては生まれたばかり。そのため知る人も少ないし、案内パンフレットなども急ごしらえだった。訪れるのはちょっと早すぎたようだ。今後に期待だな。
アンケートに感想を書いたら、ショッピングバックをもらった。

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※馬蹄形レンガ敷きの下水管:大正11年から77年間使用された

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※パドル:1934年(昭和9年)に汚水処理に導入された

■旧三河島汚水処分場喞筒場施設 / 東京都下水道局三河島水再生センター
[所在地] 東京都荒川区荒川8-25-1(三河島水再生センター内)
[連絡先] 03-3802-7991
[竣工] 1922年(大正11年)
[閉鎖] 1999年(平成11年)
[URL] http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0351.htm

朝霞浄水場と東京都水道歴史館で上水の歴史を学んだので、下水について学べたのはいい経験だった。

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※付近の歩道はメトロレンガを使っていた

旧三河島汚水処分場喞筒場施設を訪れた
※記念撮影

そういえばダイエットレシピをもらった。
下水道に油を流さないための工夫が織り込まれている。上下水道を守るために、いろんな活動を行っているんだなぁと感心した。

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