ルピシア グラン・マルシェ / 世界の紅茶を飲み比べ
2008年 神奈川県 夜景 祭り 紅茶・コーヒー「世界のお茶を飲み比べしましょう」と嫁が言い出した。
私はコーヒー派だが、嫁は紅茶派。よくわからんが、「世界のお茶の祭典 ルピシア グラン・マルシェ」に申し込んだらしい。ピンクの「優先ご招待券」を手に、私たちは横浜大さん橋ホールに向かった。先日、ジャパン・ビアフェスティバル横浜で訪れたところだ。
世界のお茶の祭典 ルピシア グラン・マルシェ (Le Grand Marche Des Thes)
[期日] 2008年11月8日(土)-9日(日) 9:30~18:00
[会場] 横浜大さん橋ホール(横浜市中区海岸通1-1-4)
[料金] 無料(ただし事前予約が必要)
[URL] https://www.lupicia.com/gm/
ぷぅんとミントの香りが
ホールに近づくと、ぷぅんとミントの香りが漂ってきた。どことなく、空気が湿っている。大量の紅茶を淹れている証拠だ。たくさんの紅茶を混ぜると、ミントの香りになるのか。1つ勉強になった。
※くじらの背中を越えて
そこは戦場だった
紅茶・緑茶・烏龍茶など100種類のお茶を味わえる試飲ブースをはじめ、茶器やお菓子を扱う屋台、さまざまな珍しいお茶を販売するコーナーがある。それはいいけど、人が多い! 人、人、人ばかり! 老若男女いるけど、若い女性が多い。注意深く人をかき分けながら前に進む。
※ひょんげーーーーーーーー!!!
どんどん飲もう
紅茶は小さな紙コップに注がれており、飲んだらつぶして捨てる。どんどん飲むから、どんどん紙コップが捨てられる。今日一日でどれほどの紙コップが消費されるんだろう。
※紙コップで試飲する
ミルクティー、アイスティー、レモンティー、アールグレイ、インド、セイロン、アフリカ、インドネシア&アルゼンチン、日本、中国、武夷岩茶、台湾、フレバード紅茶(フルーツ系)、フレバード紅茶(その他)、フレバード烏龍茶、フレバード緑茶&焙じ茶、ハーブティー......。
数が多いので個々を識別できないが、なんとなく好き、なんとなく苦手、と飲み歩いていく。
※受付でもらったお菓子がよく合う
ダージリンの春、夏、秋
ダージリンの春摘み(ファーストフラッシュ)、夏摘み(セカンドフラッシュ)、秋摘み(オータムナル)があったので、飲み比べしてみる。マリアージュ・フレールのつづきだ。それぞれの説明を引用しよう。
- ダージリン ザ ファーストフラッシュ(Darjeedtng The First Flush)
- ダージリンの春摘み茶だけをブレンド。さわやかな渋みとフルーティーな香り。
- ダージリン ザ セカンドフラッシュ(Darjeedtng The Second Flush)
- 「紅茶のシャンパン」と称される、夏摘みのダージリンのみブレンドです。
- ダージリン ザ オータムナル(Darjeedtng The Autumnal)
- 穏やかな甘みの秋摘みダージリン紅茶だけをブレンド。焙煎香が引き立つしっかりした味わい。
※左からファースト、セカンド、オータムナル
※アヂー
結論。まったくわかりません!
お茶の温度がちがいすぎる。何度かトライしたけど、正解を言い当てることはなかった。ぬぬぅ。
(追伸)2008年12月24日
マリアージュ・フレールでオータムナルを楽しみました。
武夷岩茶「大紅袍」
それと「大紅袍」も飲んだ。ルシピアとサントリーが共同開発したお茶で、25gで5,250円とハンパじゃない値段だ。しかし飲んでみると、ほかの岩茶とあまり変わらない。飲み過ぎて味覚がおかしくなったのかな?
※茶葉も販売している
試飲の価値は?
ぶっちゃけ、こんな紙コップでかぷかぷ飲んでもわかんないね。同じ銘柄でも温度によって風味は変わるし、レモンティーやミルクティーは手の加え方でいかようにもなる。今日ダメだと思った銘柄も、ちゃんと淹れたら美味しいかもしれない。
※闘茶コーナー
スパイス&チャイ
最後に「スパイス&チャイ」のコーナーに立ち寄る。大混雑のホール内でも、ここは極めつけ混んでいて、人がぎっちり詰まって動かない。どうやらチャイの作り方を説明しているらしい。
※あんなの、自宅では無理だな
マサラチャイとは
紅茶にシナモンやカルダモンなどのミックス・スパイス(マサラ)を加え、ミルクで煮出してつくる濃厚なミルクティーのこと。茶葉はアッサムやアフリカの細かく砕いたタイプのものがおすすめ。
実演後に試飲させてもらう。ふぅーむ、いいね。ミルクの濃さ、甘み、スパイスの香りがいい感じだ。しかし自宅で造るのは無理なので、お手軽なティーパックを3つ購入した。シナモン+アッサム、カルダモン&ペッパー+アッサム、ジンジャー+アッサム。家で淹れてみよう。
※こんなの、自宅では無理だな
夜景を撮ろう
2時間ほど経つと、一気に疲れがまわってきた。歩き疲れたと言うより、人混みに神経を消耗したみたい。そろそろ帰るか。外は真っ暗だったので、大さん橋からの夜景を撮ってみる。三脚がないので柱や手すりにカメラを押しつけて撮ってみた。
※くじらの背中
※みなとみらいの夜景
※ベイブリッジと船
結論1.アールグレイで十分
今日の体験でわかったことをメモしておく。私にとって紅茶はアールグレイで十分ってことだ。私は紅茶の鑑定士になりたいわけじゃないので、微妙な差など気にしない。紅茶は、友人との語らいやくつろぎの時間を演出する道具であって、メインディッシュじゃない。ゆえに紅茶らしい紅茶があればいいのだ。
結論2.ピーチラインを越えるな
メロン烏龍や栗茶はすごい味だった。いろんな味や香りがつけられる紅茶だけど、美味しく飲めるのはピーチまで。桃は個性が強いわりに紅茶の風味を壊さない。ここが限界だ。
「む、これはピーチラインを越えちょる!」
と感じる紅茶は好まない。ちなみに、ミントティーは越えている。
※マグカップカップ(お土産)とチャイパック3種(1個100円)
しかしまぁ、たくさんの銘柄を飲んだなぁ。個々の風味は覚えていないが、おもしろい体験だった。
関連:試飲イベント
- (紅茶) 世界のお茶の祭典 ルピシア グラン・マルシェ
- (ビール) ジャパン・ビアフェスティバル横浜
- (ワイン) 山梨ヌーボーまつり
- (熊本焼酎) 銀座熊本館の焼酎バー
- (ビール) 恵比寿麦酒記念館
- (ベルギービール) 第72回 世界の酒とチーズフェスティバル
- (日本酒) 豊島屋酒造 - 第4回呑み切り一般公開