富津埋立記念館 / 海苔について学ぶ

2008年 千葉県 #富津ドライブ 博物館
[WGS84] 35.319493, 139.829376 - Google Earthで開く(kml)

せっかく富津まで来たので、いろいろ見てまわろう。

まずは富津岬から数キロの距離にある「富津埋立記念館」に立ち寄った。
昨夜ネットで情報を見るまで、こんなところに記念館があるとは知らなかった。横浜マリタイムミュージアムで港の造成について学んだので、それに似たものを想像していたが、ぜんぜんちがった。埋め立てに関する資料はわずかで、大半は富津の漁業を紹介していた。地域の歴史と漁業を伝えているという点では、北茨城市漁業歴史資料館 よう・そろーに近い。

富津埋立記念館 - 海苔について学ぶ
※富津埋立記念館の外観は「簀立て(すだて)」という漁法をイメージしたもの

富津の漁業を学ぶ

まず目についたのは海苔の養殖について。海苔の養殖がどのようにして富津に伝えられ、研究され、広まっていったか。意外に興味深くて、ビデオや資料をじっくり見てしまった。
また重たい潜水服を着て、海底の魚介を拾っていく「潜水漁」に驚かされた。こんな漁法があって、しかも現在もつづいているのか。

富津埋立記念館 - 海苔について学ぶ
※海苔って、こうやって作るのか

富津埋立記念館 - 海苔について学ぶ
※驚異の潜水漁:とてもまねできない

富津の海を学ぶ

埋め立ての資料がないわけではない。見てきたばかりの「第一~第三海堡」の資料もあった。とりわけ「第三海堡」の資料がおもしろい。よくもまぁ、造ったもんだと感心させられる。撤去されてしまったのはもったいないね。

富津埋立記念館 - 海苔について学ぶ
※海底図を見ると、第三海堡の異様さが際だつ

■富津埋立記念館
[所在地] 千葉県富津市新井浜932-3
[連絡先] 0439-87-9740
[料金] 100円
[URL] https://www.city.futtsu.chiba.jp/

富津埋立記念館は、スリッパに履き替えて入館する決まりになっていた。神社仏閣でもないのにスリッパに履き替えたのは初めてじゃないかな。
ともあれ入場料100円で、大いに楽しめた。
数時間後、君津市漁業資料館で同じような展示を見ることになるのだが、このときはまだ知らなかった。

富津ドライブ(日帰り)
11/20

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