トゥイニーヨコハマ / 湾岸180mの眺め
2008年 神奈川県 社会見学ダメモトで電話したら、トゥイニー・ヨコハマの見学予約がとれた。
「駅からハイキング」と「産業観光巡回バス」が開催されている土曜日に、しかも開始1時間前で予約が取れるとは思わなかった。なんたるラッキー♪
鶴見駅からバスに揺られること20分。私たちは東京電力横浜火力発電所にやってきた。
※トゥイニーヨコハマの建物内
いよいよ発電所見学
横須賀火力発電所に立ち寄れなかったので、富津火力発電所を見学した。
富津火力発電所の内部を見られなかったので、横浜火力発電所に申し込む。
「江戸の敵を長崎で討つ」みたいな話だが、同じところに2度行くよりいいでしょ。
発電所見学は下記3つで構成されている。ソーラーバスで移動するため、1回あたり10名くらいで実施しているようだ。
- 発電所の紹介ビデオの上映(約30分)
- 発電設備ご見学(約30分)
- ツインタワー展望室ご見学(約30分)
ビデオはちょっと突飛だった。
ACC(改良型コンバインドサイクル)発電の仕組みを富津火力発電所で学んでいなければ、さっぱり理解できなかったと思う。
まぁ、それより発電設備を見に行こう。
※模型の意味がわかるのは、見学が終わったあとだった
発電設備の見学(中央操作室、タービン)
中央操作室は撮影禁止。ちょうど試験運転のため、いつもより多くの人が詰めていた。
その後、タービン本館に移動する。ACCのタービンは、思っていたより小さかった。さんざん概念図を見てきたが、やはり実物を見ると印象が変わる。
タービンの向こうに排気塔、つまりツインタワーがあるわけだが、このときは気が回っていなかった。こうして文章に書いても意味が伝わらないと思う。見てはじめて、構造が理解できるのだ。
※ACC発電のタービン
敷地内を移動
ソーラーバスでツインタワーへ移動する。
富津火力発電所で乗ったソーラーカーと同じで、音もなく発進して、がくんと減速する。移動するバスの中から、ツインタワーの下が見えた。あの巨大なパイプの下を歩きたいなぁ。
※ソーラーバスで敷地内を移動する
※あっちに進んでほしい!
巨大なツインタワー
ツインタワーの真下に到着。
カメラをかまえたが、巨大すぎて全体像が入らない。あわてて魚眼に交換したが、雰囲気が伝わるだろうか。ほんとにでかい。
※巨大なツインタワー
※あそこに登る
ツインタワーの中身
タワーの内部は空洞になっていた。大きな4本の排気パイプが束ねられている。4本×2。つまり発電タービンの数に対応しているわけだ。
わきに螺旋階段が見えた。ツインタワーは180mだから、東京タワーを階段で登った150mより高い。
※暗くて、大きすぎる
※180mの螺旋階段
※4本の煙突を模した図形が、エレベータの天上と床にあった
展望室からの眺め
東西南北4つの展望室があり、一部屋ずつ見ていく。
係員さんが見えるものを説明してくれるので、とても助かった。
※4本のパイプの隙間から見学できる
※うひょひょー♪
※高いぞー♪
見えるもので、知っているもの
東京湾の対岸(木更津や富津、観音崎)が見える。まぁ、富津岬からこちらが見えたのだから、当然と言えば当然か。
東京湾はもっと広大で、衛星軌道からでないと地形がわからないと思っていたが、そうでもない。
現地を歩いた感覚と、地図がつながってくるのは楽しかった。
※タワーから東方向:近いところは遠くに見える
※タワーから南方向:遠いところは近く見える
※富津火力発電所:あそこにいたのか
高いところに登るなら、朝がいい
今日は天気がよかったが、15時ともなると空気がよどむ。
また太陽が沈みつつある西側は光が乱れて、よく見えなかった。係員さんの話によると、やはり夕方は見えにくくなるそうだ。もし遠景を満喫したいなら、早朝に訪れた方がいい。
※隣接するツインタワー7号:根本に4本のパイプがつながっている
※汽力発電設備:背後は大黒ふ頭
見学を終え、最初の施設(トゥイニー・シアター)に帰ってくる。
館内を見学するが、エネルギーや環境関連の展示で、目新しいものはなかった。
ふと、日産自動車「エンジン博物館」の見学に間に合うことに気づいたので、大急ぎで見学して、バスに飛び乗った。
本日の締めくくりに、エンジン博物館を見てみよう。